地球全体がその標的となります。その際に、どんな惨状になるのか。これを見せることも、非常に効果的でしょう。
地球の人類全体が危機的状況になり、その中の一人に息子がいる。
未来を見せるグリフィスが、その相手や意図を紹介し、結果的にどんな状況になるのかを大佐は知ります。
君らの任務の重要性が分かった
引用:メン・イン・ブラック3/配給会社:コロンビア映画
エレベーターでJとKを見送る直前大佐はこのように語りました。
エージェントたちの任務の目的は、これらの惨状を止めることだと気付いたからです。
大佐に見せた未来4:大惨事の解決方法
当然大佐だって、ボリスの犯行を止めたいと思うはずです。
その犯行を止めるのがMIBの役目であるし、結局二人のエージェントはロケットで何をするのかを大佐と共有する必要があります。
これを分からない限り、大佐としても対応しにくいでしょう。つまり、大佐は今回の大惨事の解決方法も知ったのです。
何をするべきか具体的に知る
検問や最初に大佐と対面したとき、JもKも真実を語りますが具体的な内容は伏せています。
これで先端に行け。アークネットをカプセルの先端のロケットに固定しろ。打ち上げの時はロケットから離れろ
引用:メン・イン・ブラック3/配給会社:コロンビア映画
大佐はここで「アークネット」と言いますが、実は映画の中でJとKは「アークネット」なんて一言も言っていません。
ただグリフィンに貰ったものをロケットの先端にくっつけたい、と言っただけです。
つまり大佐は、グリフィンに見せられた未来で「アークネットが地球を守る装置」であることを知ったことになります。
アークネットは宇宙空間に出て初めて起動する装置。
この意味の映像を見て、それがロケットの先端につけるべきものだと知ったから、JとKを発射場に案内するのでした。
解決にJとKが必要
Jが過去のKに、資料を見てボリスとKのことを知ったことを話した場面で、グリフィンはJにこう言います。
今度も彼がフロリダに行き、アークネットでシールドを張る。Kだけが地球を救える人間なんだ
引用:メン・イン・ブラック3/配給会社:コロンビア映画
グリフィンは未来をそう読み取り、大佐に対して「Kが必要」であることを知らせました。
さらに、現代のボリスも1969年の過去にタイムスリップしてきているため、そのボリスに対応すべきなのは同じく現代から来たJ。
つまり大佐の目の前にいるエージェント二人がいないと、現代と過去のボリスを同時に止めることはできない映像をグリフィンは見せたのです。
味方であれば最強のグリフィンの能力
小惑星の衝突や凶悪な異星人犯罪者の犯行の阻止。これらにグリフィンの能力は欠かせないものでした。
そう考えてみると、グリフィンの能力と問題を解決できる組織や力の大きさがあれば、最強のコンビとも言えるでしょう。
JとKのコンビにグリフィンの能力が加わわれば、向かう所敵なしです。
『MIB4』は製作されましたが、これはMIBシリーズのパロディ作品。つまりまだ『MIB3』の続編は出ていないことになります。
トミー・リー・ジョーンズとウィル・スミスのコンビが再び映画に登場するとき、そばにグリフィンはいるのでしょうか。
本作内で『MIB2』に登場したパグ犬のフランクは、Jの家の写真とコニーアイランド(遊園地)の看板にしか登場していません。
それから考えると『MIB3』で活躍したグリフィンが続編で登場するかは、何とも言いようがない状況です。
ただグリフィンやフランクの再登場を望むMIBシリーズのファンは、多いと思います。