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「ファイナル・デスティネーション」は、今やホラー映画の人気監督の1人となったジェームズ・ウォンの映画監督デビュー作です。
修学旅行に行く予定だったアレックスが飛行機事故の予知夢を見たことで生き延びるものの、その後も死の運命に翻弄されるというもの。
運命に逆らえないメンバーの死にざまが見どころとなっており、シリーズを通して多くのホラーファンを魅了している作品です。
今回は、主人公であるアレックスが何故予知夢を見たのかの理由を考察。
アレックスではなく友人たちが先に死亡する理由も含めて、死にまつわるポイントを解説していきたいと思います。
アレックスが予知夢を見た理由とは
アレックス・ブラウニング(デヴォン・サワ)の予知夢により、飛行機事故で死ぬ予定だったメンバーは生き残りました。
しかし、その後も死の運命は継続。連続する死は死神の筋書き通りに進んでいきます。
ストーリーを通して死を予知するアレックスは、いったいどうして予知夢を見たのでしょうか。
アレックスのシックス・センス
アレックスが予知夢をみた明確な理由は作中では描かれていません。
予知夢を観る前のアレックスの周りには多数の予兆が出現。死を意味する表現を多数目にしたことで、彼の第六感が刺激されたのかもしれません。
一連の予兆を観ることで刺激されたアレックスの脳はシックス・センスを開花。
人並外れた第六感が予知夢という形をとることで、彼は自身の死を回避できたと考えられます。
死神のきまぐれ
予知夢という能力が働いた可能性については、死神の関与も考えられます。
不気味な葬儀屋ウィリアム・ブラッドワースの登場により、死神の存在が強く示唆されるのもポイント。
死神の筋書きにそって死ぬはずの人物が生き延びたのは、遊び心を出した死神が予知夢という力を貸したという理由があったのかもしれません。
絶対に死ぬ人間にひと時の猶予を与え、足掻く姿を楽しむために予知夢という能力を与えたとも考えられるのではないでしょうか。
途切れない死の予告
生き延びた後のアレックスは、身の回りにちらつく死の予告を意識するようになります。
生存者の名前であったり、事故を起こした180便に通じる表記や死にまつわるセリフ。
彼の日常から離れない死の予兆は、自身と生存者を守るべく彼を衝動的な行動へと急き立てるのです。
予兆は生存者全員の身の回りに起こっていた
死にまつわるヒントは、死神の死のリストに載った人物全員の身の回りで起こっていました。