アクションが過激化し始めるタイミングでのそろい踏みに、観ている方は「ここからが本当のスタートだ」とワクワクさせられるのです。
仮面ライダーが日本ヒーローの代表であるように、スーツ×バイクはヒーローイメージが強いこともあるのでしょう。
ライダースーツに身を包んだ3人の美女は、マックスにとってヒーローのようなカッコいい存在だったと考えられます。
ジャンプからの空中アクション
ダートシーンでインパクトが強いのが、バイクジャンプ中のアクションシーンです。
バイクでジャンプしながら敵の銃弾をよけたり、爆破の勢いでナタリーがディランのバイクに飛び乗ったり…
繰り返し入る滞空時間長めのアクションシーンには、驚きと興奮に加え、半ばあきれるほどのやり過ぎ感に笑いすら漏れるほど。
常人ではできないことをやらせようという過度な演出は、エンジェルたちのカッコよさをこれでもかと強調しているのでしょう。
神になろうとしたエンジェル
マディソン(デミ・ムーア)はエンジェルであることを放棄し、自分の私利私欲のために動いていました。
天使でなく神になるの
引用:チャーリーズ・エンジェル フルスロットル/配給会社:S.P.E
そんなことを口にする彼女は、エンジェルであった時から現在まで実力は一級品。現役を退いてなお腕は衰えていませんでした。
現役エンジェルたちよりも1枚も2枚もうわ手な彼女はいつも一歩先をゆき、何度もナンシーたちを返り討ちにします。
現在のエンジェルの基礎を作り上げた先輩はまさに神のようで、天使たちはそう簡単に太刀打ちできない存在だったのです。
マディソンに勝てた決め手はなんだったのか
マディソンとの決着は何度も回避されハリウッドのギャラクシー劇場までもつれ込みます。
ホテルの屋上に引き続きマディソンとサシで戦うのはナタリー。
マディソンの巧みな戦法で吹き飛ばされるナタリーの元へ、ディランとアレックスも到着しバトルは最終局面を迎えます。
では、何度も追っては返り討ちにあっていたエンジェルたちがマディソンに勝て決め手はいったい何だったのでしょうか。
仲間であり友人である存在
わたしはあなたとは違う・・・最高のものを持ってる
引用:チャーリーズ・エンジェル フルスロットル/配給会社:S.P.E
マディソンに銃を突き付けられながらも告げるナタリーの言葉こそ、エンジェルたちがチームであるという証明です。
「仲間」を「friends」と言っている辺りにも、単なるチームではなく心の底から繋がっている絆のようなものを感じます。
どんなピンチでも仲間が駆けつけると信じたからこそ、ナタリーはマディソンに最後まで抗えたのでしょう。
その後、マディソンは3人のコンビネーションプレイにより地下へと吹き飛ばされて敗北。
3対1という人数差とともに仲間を信じる絆というものにマディソンは負けたのです。
ピストルによる幕引き
現役エンジェルたちは素手で戦うのが特徴です。それに反してマディソンの戦い方は銃がメイン。