【そんな彼なら捨てちゃえば？（ネタバレ）】ベスが指輪を準備した理由を考察！ジジの片思いが実った真意と複雑な恋模様に迫る

本音はずっと結婚したかったのに、それを無理矢理思考の枠に当てはめて抑えていたと推測されます。

要するにベスもニールも、頭で考えたことではなく体の声に耳を傾けて素直になり、結婚できたのです。

ジジの片思いが実った真意

ニールとベスの次に上手く行ったのがジジとアレックスでしたが、2人の関係は終始ジジの片思いでした。

ジニファー・グッドウィンとジャスティン・ロングの演技合戦も相俟って面白い話に仕上がっています。

紆余曲折を経て彼女の片思いが実った真意をここでは掘り下げていきましょう。

まずジジの片思いが実った秘訣は恋愛に対する執着を手放したことでした。

彼女はアレックスに間違いを指摘して貰って自身の恋愛観がズレていることに気付いたのです。

恋愛に限らず何事においても「執着」は人が寄りつかなくなり離れる最大の敵となります。

何故ならば執着の裏にあるものは「奪う」ことであり、ジジは男性から奪うことしか考えていません。

そうなると彼女の頭の中は全て欲で埋め尽くされ、相手のことを考えられず視野が狭いのです。

アレックスに恋愛相談をしてもらう中でこのことに気付いた時、ジジの片思いは片思いではなくなります。

2つ目の真意として、ジジの片思いはアレックスに連絡を取らなくなってから上手く行きました。

いわゆる「押してダメなら引いてみる」が功を奏して今度はアレックスが恋患いになったのです。

即ちジジの中で1度恋愛観がリセットされ、執着もなくなって自然体の彼女に戻りました。

それでも尚アレックスへの思いは変わらなかったことから、彼女は自分の本心に気がついたのです。

このように最初は喧嘩・衝突を繰り返しながらも気にかかる恋の形もあるということでしょう。

そしてもう1つ、今度はアレックス自身が自分の本心と真正面から向き合ったことも大きいでしょう。

アレックスはジジに厳しい指摘をしつつも、決してバカにせず誠実に向き合っていました。

しかし、彼は他者の気持ちへの理解は示しつつも自身の気持ちには頭で考えて蓋をしていたのです。

これは結婚したい程好きなのに本心を偽っていたニールと共通しているのではないでしょうか。

そう、ニールとベスもアレックスとジジも自分に素直になることが出来たときに成功したのです。

結局「素直さ」に勝るものはないことを示したかったのだということが窺えます。

ニールとベス、そしてアレックスとジジは自分の本心と向き合って見事に大輪の花を咲かせました。

しかし一方で失敗例もまたあり、それがジャニーン・アンナ・コナー・ベン・メアリーです。

この5人の複雑な恋模様について見ていきましょう。

まず複雑だったのはジャニーン・ベン・アンナの昼ドラレベルのトライアングルでしょう。

この3人は成就した2組とは違い執着を捨てきれない人達だったのではないでしょうか。