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『映画クレヨンしんちゃん オラの引っ越し物語~サボテン大襲撃~』メキシコを舞台に野原一家が奮闘する23作目となる劇場アニメです。
サボテンが動き出し人々を襲うストーリーはパニック映画を思い起こさせる展開が特徴。
野原一家というコミカルなキャラクターたちが中心となることで、子どもには怖いような物語も笑いを中心に進んでいくのが魅力です。
今回は、そんな笑い溢れる作品の中から新種サボテンの正体がなんだったのかを考察。
ひろしの会社が蜜を輸入しようとした理由考えながら、本作の見どころにも迫っていきます。
町おこしのための新種サボテン
マダクエルヨバカの町に現れたサボテンは、甘い蜜を内包した真っ赤な実をたわわに付けていました。
町の特産品として販売された実は世界中に流通し、野原ひろしの手にも渡ることに。
他に類を見ない巨大なサボテンと実は町の名物として、多くの観光客や実を流通させたいビジネスマンを招くことになります。
マダクエルヨバカ町長であるエラインデスは、町を存続させるための大切なアイテムとして新種サボテンに心酔。
生息方法などの生態が不明瞭なまま進めた町おこしで、一大パニックへと陥ることになるのです。
花が咲いて変貌したサボテンの正体
巨大サボテンは、町おこしイベントの最中に花開いたことで変貌。
町おこしのムードから一転、人の命を脅かす恐怖の存在へとその姿を変えたのです。
人喰いキラーサボテン
巨大サボテンは子サボテンを生やして人々を捕食。キラーサボテンとして人々を食べ始めました。
サボテン研究科イケガミーノが語るところによると、キラーサボテンは食虫植物の一種。
人々を襲いその身に蓄えることで、人々を餌として成長の糧にしていくのです。
サボテンは植物の中でも微々たる知能があると言われています。
餌をおびき寄せるだけではなく足を生やして人々を追いかけるサボテンは、最悪の方向に進化したサボテンなのでしょう。
倒されるほど進化する
サボテンは接ぎ木が可能な植物です。
その生命力の強さから、人々の攻撃で倒された子サボテンはバラバラな状態からも復活。
接ぎ木によってその部分が強くなるように、合体して復活したキラーサボテンもさらに凶悪になっていきます。
その場での対抗手段を失った人々はみな、丸のみにされて女王サボテンの糧として蓄えられてしまいました。