そして大人になるまでずっとそのトラウマを引きずっていた反動が出たのではないでしょうか。

姪っ子とのシーンで上手く納得の行く理由付けがなされました。

サラリーマン思考と独立思考

つまり静香は催眠術にかかったのではなく、眠っていた潜在意識を引き出したに過ぎません。

そして、ラストのOLからダンス教室へ向かう姿には1つの大事なテーマが含まれています。

それはサラリーマン思考から独立思考へという、現代の若者に向けたメッセージです。

OLで勝ち組になり、会社に依存する生き方はある意味稼ぎ方としては楽で安定しています。

しかし、その生き方が潜在意識で望んだ生き方でなかったとしたらいつか破綻するのです。

静香は催眠術にこそかかったものの、従属した生き方から自分らしい独立思考へ変わりました。

ここからが寧ろ鈴木静香という人の本当の人生の始まりといえるでしょう。

真理の指輪の真相

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静香が催眠術にかかったきっかけとして、「真理の指輪」なる怪しいアイテムがありました。

一度はめたら接着剤がしてあって外すことは出来ないというアイテムです。

ここではそんなインチキ指輪の真相に迫っていきます。

催眠術とは無関係

最初に述べておくべきこととして、催眠術とは無関係ということです。

流れだけを見ると、序盤のシーンでは指輪をしたせいで催眠術にかかったかのように見えます。

しかし、前述したように催眠術にかかったのは静香が潜在意識で望んだからに過ぎません。

指輪が冒頭でくっついたのはあくまでも接着剤でくっついてしまったからでしょう。

少なくとも催眠術との関連性はここのシーンではありません。

ラストで外れたことも無関係

また、ラストシーンで催眠術が解けると共に指輪が外れたことも恐らく無関係でしょう。

どんな接着剤も時間が経つにつれて劣化し、剥がれやすくなるように出来ています。

ラストで外れたのは時間の経過による劣化とダンスの時の熱量で体温が上がったからです。

その外れたタイミングが偶々ラストのダンスシーンの最後だっただけではないでしょうか。

演出によってそのように見せかけているだけであり、こういう騙しは詐欺の基本です。

プラシーボ効果

心の潜在力 プラシーボ効果

結局の所、催眠術と併せてこの真理の指輪の真相はプラシーボ効果ではないでしょうか。

即ち指輪は単なる玩具であって人を操る機能だとかいうものはありません。

催眠術に関しても同様にあくまでそのように暗示をかけられただけなのです。

静香がかかったのは単に自分が変わるきっかけが欲しかっただけでしょう。

マーチン上田や後にパートナーとなる千絵にそれを後押しして貰ったことになるのです。

静香とマーチン上田の出会いは起こるべくして起こったのかも知れません。

本来の自分

本当の自分に出会えば、病気は消えていく (単行本)

さて、催眠術によって静香はどんどん本来の自分を見つけて戻っていきます。

それは前述したように彼女が自身の潜在意識としてそれを願っていたからに過ぎません。

ここでは本来の鈴木静香がどのような人なのかを深掘りしていきましょう。

大胆不敵なリスクジャンキー

大胆不敵な女・子ども―『小公女』『秘密の花園』への道

まず1つ目に大胆不敵なリスクジャンキーであることが挙げられます。

これに関しては特に千絵やヤクザとの絡みのシーンで見受けられる特徴です。