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映画『あさひなぐ』は古崎亜衣がビッグコミックスピリッツ(小学館)に連載していた原作漫画を実写化した作品です。

2017年に公開され、監督は英勉、キャストは主演の西野七瀬を中心に乃木坂46が多くを占めています。

マイナーな部活であるとされる薙刀(なぎなた)を題材に、二ッ坂高校の部員達の成長を描くという王道の物語です。

主人公の東島旭を中心に部長の野上えり・八十村将子・宮路真春と個性豊かなメンバーが揃っています。

本稿ではライバルの一堂寧々に勝利できた理由をネタバレ込みで考察していきましょう。

また、旭を大将に指名した真意と尼寺での合宿を計画した顧問の狙いも併せて読み解きます。

薙刀

実戦! なぎなた入門【基礎編】〜身体と得物を一体化させたその“一撃

本作の大きな特徴は「薙刀」という武道を世に知らしめたことではないでしょうか。

日本の武道というと剣道・弓道・柔道・合気道などが有名ですが、それらだけではありません。

薙刀もまた由緒ある日本の武道であり、女性の護身術として発展してきました。

本作は国民的アイドルの乃木坂46を広告塔としてなぎなたの魅力を伝えているのです。

しかし、ただのアイドル映画ではなく、スポーツ漫画の王道はしっかり押さえてあります。

二ッ坂高校なぎなた部が作品を通して伝えてくれるなぎなたの魅力に迫っていきましょう。

一堂に勝利できた理由

乃木坂46 生田絵梨花 一堂寧 あさひなぐランダム スクエア缶バッジ

スポーツ漫画のお約束といえばやはり主人公が目標とすべき格上のライバルキャラでありましょう。

國陵高校の一堂寧々は本作における名ライバルであり、クールながらも実力は一流の全国区です。

そんな強敵に旭たちはどうやって勝利を収めることが出来たのでしょうか?

物語の流れを追いながら考察していきましょう。

予選での敗北

敗北を抱きしめて 上 増補版―第二次大戦後の日本人

まず大きなきっかけとなったのはインターハイ予選で國陵高校に負けたことでした。

ここで真春が寧々に負けたことがチーム全体の挫折とそこからの飛躍を促したのです。

大きな敗因は2つあり、1つが真春の実力不足、そしてもう1つが部員達の思い込みにありました。

この内前者は仕方ないにしても問題は後者です。

部員達は真春の実力なら寧々を破れるなどと根拠のない思い込みで真春に依存していました。

その思い込みが部全体の心の弱さに繋がり、そして試合に結果として出たのです。

ここでまず自分たちの弱さを知り、足りないものを埋めていこうと決意しました。

一時的に距離を置く

この敗北の後、真春は負けた責任からしばらく薙刀連盟の稽古に参戦しました。

そして二ツ坂高校の薙刀部も真春が来なかったことで自分たちを見直すことが出来たのです。

これが功を奏し、真春は個人のスキルアップに成功して寧々と対等の強さを手にするに至ります。

また、薙刀部も旭に限らず真春への依存をやめて真に強いチームになることを決意したのです。

ここで一時的に距離を置いたことでチームの総合力を飛躍的に高めることに成功しました。

個人競技でありながら、同時にチーム戦でもあるという自覚が芽生え真の団結へ繋がったのです。

チーム力の差

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