ナンシーの血が二人を繫ぎ、同じ血を持つ親子として生まれ変わったのではないでしょうか。
「伝説が生まれかわる」こそがREBORN
本作のサブタイトルは「伝説が生まれ変わる」です。
これまでのジャッキー映画とは一味違う本作は、まさに新しい伝説となった映画です。
ジャッキー映画独特のアクションシーンに、SFというジャンルを取り入れ彼の持ち味を何倍にも膨らませました。
香港映画、SF映画そしてアメコミのような世界観と、新ジャンルの本作はジャッキー映画の「REBORN」というべき作品です。
ナンシーの変化がリンへ与えた影響
ナンシーとして生れ変わった娘の変化は、リンへ大きな影響を与えています。
彼は娘の変化によってどのような影響を受けたのでしょう。
人工血液を生み出す娘
ナンシーは瀕死の状態から人工心臓や人工血液によって生まれ変わります。
この子を守れ
引用:ポリス・ストーリー REBORN/配給会社:ツイン
彼女は普通の女の子ではなくなってしまったのでしょう。
博士がいい残したように、守られるべき存在になったと考察出来ます。
娘を見守る父親であるはずのリンは、命がけで娘を守り抜く父親になったのです。
生きることに危険を伴うとしても、娘の命を救いたかった父親の熱い想いを感じます。
自分の仕事に巻き込んでしまった娘
映画冒頭、部下のスーに娘のことを聞かれるシーンがありましたが、リンは元々娘想いの父親だったのでしょう。
しかしジェームズ博士の実験の成果の証とされるなど、ナンシーには難題が降りかかっています。
元を辿れは、リンの仕事の影響だといえるのではないでしょうか。
命を助けてもらったとはいえ、引きかえに辛い人生を歩むことになった娘…。
劇中に流した涙は、申し訳ないという涙だったのではないでしょうか。
ナンシーがリンの為に立ち上がった時
劇中ナンシーは父親リンの窮地を助けるべく立ち上がっていました。
リンはこの行動を見て、自分がナンシーを救わなければいけないという強い気持ちを思い出したのでしょう。
あの時ナンシーが立ちあがっていなかったら、リンはアンドレに負けていたかもしれません。
リンがナンシーへ与えた影響
ナンシーがリンに影響を与えていたように、ナンシーも父親リンから影響を受けています。
愛情を感じた瞬間
ナンシーは記憶を取り戻したことで、いつも側で見守ってくれた父親の存在を噛みしめています。