出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B018K8SODI/?tag=cinema-notes-22

映画『ガールズ・ステップ』は宇山佳佑の原作小説を2015年に実写映画化した作品です。

E-girlsの石井杏奈が主演を務め、小林風花・小野花梨・秋月美佳らが脇を固めます。

高校2年生の主人公・西原あずさと”ジミーズ”と呼ばれる4人とのダンスを通じた友情物語です。

特別ダンスが凄い訳でもない5人が一致団結していくプロセスは非常に見応えがあります。

本稿ではあずさがチア部と仲良くしていた理由をネタバレ込みで考察していきましょう。

また、保との恋の行方やダンス部のメンバーが抱える問題にも迫っていきます。

絶妙に”イケてない”女子高生の物語

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本作全体の特徴は兎に角女の子達が全員”地味”、即ち“イケてない”ということでしょう。

主人公のあずさをはじめ愛海・葉月・環・美香と全員その辺に居そうな女子高生感を出しています。

“ジミーズ”なんて有り難くもないグループ名で呼ばれる程ですし、実際メンバー全員地味です。

唯一ヤンキーの美香はやや派手な格好や髪色をしていますが、突出して目立つわけではありません。

キャスティングや演技面などの点で鑑みてもやや拙く垢抜けない印象が逆に魅力となっています。

絶妙に“イケてない”女子高生がダンスを通して“イケてる”女子高生に成長していく物語。

そんな本作の魅力がどこにあるのかを本題に沿って掘り下げていきましょう。

あずさがチア部と仲良くしていた理由

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主人公・西原あずさはどこにでも居るごく普通の女子高生で、これといった取り柄はありません。

そんな彼女がダンス部を結成するまではチア部の友達とも仲良くしていました。

ここでは彼女が仲良くする理由について考察していきましょう。

八方美人

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あずさがチア部と仲良くしていた理由は八方美人で誰にでもいい顔をしていたからです。

よくいえばフレンドリーで親しみやすい性格ですが、あずさはそんな“いい人”ではありません。

常に他人の顔色を窺い、空気を壊すのが嫌だから友達のパシリまでやらされるのです。

素直というよりは従順・お人好しといった感じで友達にどこか舐められていました。

つまり他人に媚びているという性格からチア部の子達と仲良くしているに過ぎません。

そしてその八方美人な性格にはある理由がありました。

友達に無視された経験

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しかしそんなあずさの八方美人ぶりは物語後半で一気に事態を悪化させてしまいます。

何とチアリーディング部から無視されるという裏切りを食らってしまいました。

あずさはこの時小学生の頃に友達から無視されたトラウマを思い出したのです。

そう、彼女が八方美人な性格になったのは過去に友達からの裏切りを経験したからでした。

即ち過去のトラウマからあずさの心の時計は針が止まったままになっていたのです。

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