こうして、マティに学んだサムは、ドンキーコングを倒すことができました。
裏ルートがありすぎる
ラストのドンキーコング戦には、裏ルート(裏攻略法)がありました。
劇中では、かなり堂々とその手法が取っており、そのおかげでドンキーコングを攻略することができています。
梯子隠れ
通常のドンキーコングをプレイするならば、樽を回避するために3つの手法が取られます。
- ジャンプする
- ハンマーでたたく
- 梯子に登り回避
しかしラストのドンキーコング戦では、大統領であるウィルは梯子の裏側に隠れていました。
通常プレイではあり得ないその手法は、まさに裏ルートと言うべきでしょう。
この手法により、クレーンゲームが得意でアーケードゲームが苦手なウィルでも攻略できたのです。
ついでにジャンプで回避したサムやヴァイオレットには100点が加算されていましたが、梯子に隠れるウィルは0点の表示がされていました。
樽に乗った
通常のドンキーコングでは、樽にプレイヤーの体が当たった時点でライフを一つ失います。
しかし、劇中のプレイでサムはその樽の上に乗っていました。いわゆる当たり判定がないのです。
Qバートに至っては、完全に潰されましたが、プレイは続けられます。となると、このゲームをクリアすることはかなり容易になるでしょう。
アクション要素をつけ加えるための演出という見方もできますが、通常プレイと比較すると容易なため、サムは攻略できるのです。
ハンマー投げ
通常ドンキーコングでは、ハンマーを取ると一定時間ほぼ無敵になれます(タイミングによってはダメージを加えられる)。
その一方、ジャンプができなかったり、移動速度が遅くなったりするのですが、サムにはそれがありません。
さらに、ドンキーコングを倒すために、ハンマーを投げあてていました。裏ルート中の裏ルートとも言える攻略法です。
そう考えると、裏ルートだらけの今回のゲームは、サムが苦手としていたドンキーコングとは似つかぬものであることが分かります。
各ゲームにおけるヒーローとは
地球を救うため、地球人は協力し合ってゲームをクリアしました。
パックマン戦に関してはエディの不正があったので、ヒーローはいないことを前提とします。
ついでにエディのモデルは、パックマンやドンキーコングにおける世界チャンピオンであるビリー・ミッチェルです。
つまりエディにも十分ゲームを攻略する力が備わっています。
センチピード戦
センチピード戦におけるヒーローは、やはりサムとラドローでしょう。
軍人たちでは、レベル1でも敵いませんでした。レベル2以降は、軍人の代わりにラドローが加わり、その結果スムーズにゲームが進みます。
ラドローは「ワンダーキッド(神童)」と呼ばれるほどの実力の持ち主。
サムの活躍ぶりに影を潜めていますが、センチピード戦におけるヒーローであることは間違いありません。
ドンキーコング戦
ドンキーコング戦においては、当然サムがヒーローでしょう。しかし、そのサムに攻略法とエディの不正を伝えたのは、マティです。
マティの活躍なくして、サムがヒーローになることはなかったでしょう。