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『死霊館 エンフィールド事件』は、2016年に制作された死霊館シリーズの2作目となるホラー映画です。
超常現象研究家のウォーレン夫妻の経験談を元にしたシリーズとなり、霊や悪魔を題材にしたシリーズとなっているのが特徴。
単なる悪魔祓いやホラーではなく、しっかりとした人間関係のやり取りが深い魅力を作り上げている作品でした。
今回は、ロンドンのエンフィールドを舞台にした悪魔祓いストーリーの中から、なぜ霊がジャネットに取り憑いたかを考察。
母親であるペギーが自分自身に歯型を付けた意図を開設しながら、作品の魅力を伝えていきます。
ジャネットに霊がとりついた理由とは
夢遊病の気があるジャネットのおかしな行動は、実は霊が彼女に取り憑いていたから起こった現象でした。
ホジソン家には4人の子供たちにがいるにもかかわらず、なぜジャネットだけが取り憑かれてしまったのでしょうか。
カミラと作った霊能ボード
ジャネットが霊に取り憑かれた原因は、友人のカミラと作った霊能ボードと考えられます。
霊能ボードを自宅に持ち帰ったジャネットは、その紙を使って姉のマーガレットとこっくりさんのような交霊を実行。
質問に答えてください。私たちと話がしたい霊はいますか
パパは帰ってきますか。私の質問に答えてくれる霊はいないの…?
引用:資料館 エンフィールド事件/配給会社:ワーナー・ブラザース
姉妹の願いに対する霊の反応は一切無く、交霊は失敗に終わったと思われました。
しかし、この交霊を行ったことでジャネットは霊と共に邪悪な悪魔までもを自身に臨降させてしまったと考えられます。
弱っている者に付け入る悪魔
悪魔は心の弱い者、弱っている者に近づき体を乗っ取ろうと企みます。
交霊を行った時のジャネットは、友人に渡されたタバコを吸っていたと学校側から咎められていました。
さらに、自宅に帰ってからもタバコのことで攻められるジャネット。
娘のことを信じない母親にジャネットは心を塞いでしまいます。
心が弱っているタイミングで行った交霊術は、悪魔にジャネットに付け入る隙を与えたのです。
交霊により取り憑いた2つの存在
超常現象研究家であるウォーレン夫妻は、ジャネットに取り憑いた霊に関して3日間で詳細を明かすことはできませんでした。
これは、ジャネットに取り憑いたものがただの霊ではなかったためです。
ジャネットに取り憑いた2つの存在は、彼女を中心にポルターガイスト現象を起こしてホジソン家を苦しめ始めたのです。
前住人ビル・ウィルキンス
ジャネットに取り憑き住人を脅していたのは、彼女たちの家の前住人でした。
彼女の口からビル・ウィルキンスと名乗った声は、しゃがれた男性のもの。
今のソファで亡くなった男性は72歳の老人だったのです。