出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B07ZRKYTV3/?tag=cinema-notes-22

映画『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』は2019年に公開されたロシア映画です。

アレクセイ・シドロフ監督を中心にかのニキータ・ミハルコフが製作に携わっています。

第2次世界大戦を舞台にドイツ軍の捕虜となったソ連兵が4人の仲間とドイツ軍に立ち向かう物語です。

戦車を用いたアクションシーンなど見所満載で完成度も高く以下の功績を残しました。

第18回ゴールデン・イーグル賞では作品賞を含む13部門にノミネートされ、監督賞、脚本賞、視覚効果賞の3部門を受賞した。

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/T-34_レジェンド・オブ・ウォー

娯楽性を前面に押し出した痛快娯楽作として大ヒットし、日本での興行収入は約60万ドルです。

本稿ではイヴシュキンとアーニャが協力した理由をネタバレ込みで考察していきましょう。

また、イヴシュキンとアーニャが恋に落ちた理由も併せて読み解きます。

反逆系戦争映画

DISRUPTORS 反逆の戦略者 「真のイノベーション」に共通していた16の行動 (日本語)

本作独自の魅力は何といっても主人公達の設定とキャラクターにあります。

戦争映画はどうしても細かい政治や軍事・歴史の知識が必要と思われがちです。

広告や予告編などを見ると複雑な政治的要素があるように見えるかもしれません。

しかし、本作はそういう難しい話ではなくあくまでも体制に逆らう反逆児の物語なのです。

最初はドイツ軍での演習だった戦車のバトルがどんどんその規模を大きくしていきます。

その壮大なスケール感と登場人物達の等身大のドラマが非常に上手くリンクしているのです。

大ヒットの要因は何よりもそのスケール感と登場人物のドラマ性ではないでしょうか。

イヴシュキンとアーニャが協力した理由

ヒトはなぜ協力するのか

本作の見所の1つがイヴシュキンとアーニャが協力するという展開です。

本来であればこの2人は知り合うこともなかった2人でした。

何故この2人が協力・共闘することになったのでしょうか?

同じ捕虜だった

捕虜―誰も書かなかった第二次大戦ドイツ人虜囚の末路 (学研M文庫)

まず1つ目にイヴシュキンもアーニャも捕虜だったことが挙げられます。

出会いはソ連軍の兵士である彼には不利な条件ばかりの勝ち目がない演習の場でした。

参加を否定することは即ちアーニャを見殺しにすることになってしまうのです。

流石にそのような義理と筋を欠くような真似だけは出来なかったのではないでしょうか。

軍人としても人間としてもここで演習から逃げ出すことは「敗北」を意味します。

だからこそまず捕虜である彼女を助ける方向で動いたのです。

情報提供をしてくれる

2つ目にアーニャがイヴシュキンに情報提供をしてくれたことがありました。

ナチス・ドイツ軍の裏側の作戦や実態などの情報を彼女は持っていたのです。

単なるヒロインではなく、裏方の参謀のような役割を与えられていました。

その情報提供がアウェーで戦うイヴシュキン達にとっては大きな助けとなっています。

イヴシュキン達に足りないものを補ってくれるのは十分な戦力となるでしょう。

単なる捕虜だからというだけではない戦力の側面も少なからずあったのです。

外出権限を利用する賢さ

そして3つ目にアーニャは外出権限を利用する賢さを兼ね備えていました。

彼女は情報提供をした時点で自身もどうやって脱出するかの算段を立てていたのです。

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