マルクルとマイケルは響きはなんとなく似ています。「フィッシャー」はきっと名字でしょう。
また映画ではまだ小さい男の子という印象のあるマルクルですが、小説での年齢設定は15歳となっています。
そして小説ではマイケルの彼女はなんとソフィーの妹という関係性も描かれています。
ハウルの師匠サリマンの設定
ハウルの魔法の先生であるサリマンですが、原作小説では実は男性でしかもハウルと同期の設定となっています。
映画で登場する思慮深く凛とした女性の姿は小説とは全く異なります。
ハウルがソフィーにプロポーズ
小説のラストではハウルがソフィーに「一緒に暮らしてほしい」と告げています。
「一緒に暮らしてほしい」という願いは結婚を考えているからこそ出てくる言葉です。
映画「ハウルの動く城」と原作小説には多くの違いがありますが、どちらも幸せなラストシーンで幕を閉じたことに違いはありません。
映画の中でもハウルは「守るものができた」と言いそれがソフィーであると告げています。
ソフィーの魔女の呪いが解けた理由
ソフィーは帽子屋を訪れた荒地の魔女に魔法をかけられ高齢の老婆の姿に変えられてしまいます。
ストーリーの中では時折本来の姿を見せる場面もあります。
最後には元のソフィーに戻ることができましたが、劇中ではかけられていた魔法が解けた理由やいつ解けたのかが具体的に説明されていません。
途中でソフィーが本来の姿に戻る理由
魔女の呪いがかかっているにもかかわらず、眠りについている最中やサリマンにハウルのことを一生懸命話すシーンなどソフィーが何度か元の若い姿に戻ることがあります。
ソフィーは自分への自信のなさからネガティブな発言を繰り返す性格の持ち主です。
そしてソフィーにかけられた魔女の呪いはその性格を反映した魔法だと考えられます。
そのため自分自身を意識していない睡眠中や、ハウルのことを強く想う前向きなシーンなどでは若い姿に戻ることができます。
引っ越しの際にハウルがソフィーにプレゼントしたお花畑でも、ソフィーがネガティブな発言をしたとたんに老婆の姿に逆戻りしてしまいます。
ソフィーへの魔法の呪いが完全に解けた理由
映画の序盤でソフィーとカルシファーがお互いにかけられた呪いについて会話するシーンがあります。
そこでカルシファーは「カルシファーが城に縛り付けられている呪いを解いてくれればソフィーの呪いを解いてあげる」という話をしています。
最後にカルシファーはハウルとの契約から解放されますが、ハウルに心臓を戻す時にカルシファーは消えるはずでした。
しかしソフィーの「命を吹き込む魔法」のおかげでカルシファーは自由に生き続けることができるようになります。
そのため最初に約束した通りソフィーにかけられた魔女の呪いを解いてあげたと考えられます。