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『planetarian~星の人~』は2016年に日本の劇場で上映されたアニメ映画です。
題材はゲームブランド『Key』が制作したゲーム原作の配信アニメ『planetarian~ちいさなほしのゆめ~』の続きを書いた作品になります。
星の人と呼ばれる老人が主人公で、旅の途中で行き倒れたところを地下集落の子供3人に助けられるところから始まります。
主人公は彼らに星の素晴らしさを教え、星の人の役割をつないでいく内容となっております。
ここでは老人が子供たちに渡した宝物、星の人が若い頃に出会ったゆめみが神に願ったこと、今後の展開を主に考察していきます。
星の人の心残りとは?
猛吹雪の中を歩く星の人は、「心残りがある」と語る場面があります。
自分だけの問題ではないとも語っていますが、彼の心残りとはどういうものなのでしょうか。
考えられる要素は2つです。
1.自分の後継者探し
1つ目は星の人としての後継者探しです。
星の人は助けてくれた地下集落の子供3人にプラネタリウムに使う暗幕を作らせ、投影機の組み立て方を教えています。
さらに彼は子供たちに星について聞かれたことをできるだけ答え、星に興味を湧かせようと働きかけているように見えます。
村長とお茶をした際にも、子供たちを自分の後継者として育てたいと相談する場面もありましたので、可能性の1つとして考えられます。
2.ゆめみの新しい職場探し
若い頃の星の人が、出会った自動人形のゆめみが働ける新しい職場探しも可能性の1つとして考えられます。
当時の彼が封印都市で絶体絶命の危機に瀕した時、ゆめみは身を挺して彼を助けました。
ゆめみの身体は壊れ、彼女が残り数百秒で眠りにつく前に星の人は「新しい職場から迎えに来た」と噓をつきます。
その後、彼はゆめみから彼女がこれまで見てきた光景を記録したメモリーカードを受け継ぎます。
引き継いだ後の彼は星の素晴らしさを見せる星の人として動きながら、新しい彼女の身体を探していたのではないかとも考えられます。
なぜ若い頃の星の人は投影機を直したのか
若い頃の星の人は、ゆめみを通じて初めてプラネタリウムの存在を知りますが、投影機の故障によって星空は見られません。
彼は自ら投影機の修理をし始めますが、それはなぜでしょうか。考えられる要素は2つです。