同性愛者である山田の落ち度は、まるで興味が無い田島カンナ(森川葵)を恋人にしたことです。

恋人という立場を与えられたカンナは、「山田君のために」を口実に行動。

弁当を作ったりセーターを編んだりという行動だけに留まらず、彼と親し気にしたハルナを逆恨みするようになったのです。

山田がカンナと中途半端に付き合ったりしなければ、彼女が焼死したりハルナが引っ越したりする結末には至らなかったのでしょう。

過食症のモデル

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山田とハルナの間に立つ存在として登場する吉川こずえ(SUMIRE)の逃避行動は食べること。

モデルという立場によるプレッシャーからか、満足に学生生活を送れないストレスか、果ては母親によるものか…

彼女は常に何かを口にし、吐き出すことで自分のバランスを保っていたのです。

基本の依存先が食べ物だったためか、作中で彼女が誰かに被害を与えることはありませんでした。

しかし、ハルナに対する好意死体への執着を見る限り、彼女もまた更なる逃避先を探していたように感じられます。

ハルナが救った心

映画の中のハルナは、いじめられている山田を助けにいったり、どうしようもない観音崎を許すような行動をとっていました。

思春期という荒波の中を生きる彼らにとって、ハルナは手を差し伸べてくれる存在だったように感じられます。

引っ越しを手伝う観音崎

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引っ越しを手伝いに来た観音崎の行動は、ハルナとの別れ、けじめをつけるための行為だったのでしょう。

SEXと暴力に逃げていた観音崎でしたが、ハルナと別れ際の彼はどこか清々しく見えました。

ルミの死体を4人で埋めようとした夜、観音崎はハルナの言葉と体にどうしようもない衝動をぶつけていました。

ルミに投げられた暴言と、その後の行動、それら全てを受け入れてくれたハルナの行為によって、彼の歪みは多少なりとも癒されたのでしょう。

否定されないことで救われる

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ハルナは他者を否定しないことで相手の居場所を作っていました。

彼女が手を差し伸べた山田を始め、自ら興味をもって近寄ってきたこずえもまた、ハルナの存在を大切に感じていたと考えられます。

ダイレクトに「好き」という感情を伝えているのはもちろん、彼女のライターを持ち帰るなど、作中には小さな繋がりを意識させる表現が点在。

ハルナに対する信頼と居心地の良さを感じたからこそ、山田とこずえは自分たちのテリトリーに彼女を迎え入れたのでしょう。

1人で過ごす時間が多い2人は、自分たちとは少しだけ違いながらも好ましい存在として、ハルナに救いを感じたのです。

ルミが入院した理由

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観音崎はルミを自分の手で殺したと思っていました。

しかし、山田と観音崎が見たルミは実は気絶していただけで、息を吹き返した後は自分の足で帰宅。

無事に家に戻ったはずの彼女は、なぜ病院のベッドに居たのでしょうか。

姉の暴挙

ルミの部屋に勝手に侵入したルミの姉は、彼女の日記を勝手に読んでいました。

妊娠のことを書き連ねた日記を読んでいる現場に帰宅したルミは姉に対して激怒。

お互いを貶しあった結果、ルミの姉は手にした刃物で彼女を切り付けていました。

1度ルミを傷つけた姉は興奮から行為をエスカレート、母親が部屋に訪れるまで何度もルミを刃物で刺し続けたのです。

ルミが入院した直接的な理由は、ルミの姉による刺傷が直接的な原因と考えられます。

流産とメンタル崩壊

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ルミが病院にいた理由は2つ考えられます。