殺し屋は依頼を受けて人殺しをするものですが、ジョンの殺しの理由は復讐です。
妻への想いの為に復活したジョン
妻の為に引退したジョンは、妻との思い出の為に殺し屋に復活しています。
前作では妻に最後に貰った子犬(自分の希望)を殺されたという理由で、多くの人を殺しました。
今作も妻との思い出の愛車や家の為、次々と殺しているのです。
君は復讐の中毒になっている引用:ジョン・ウィック:チャプター2/配給会社:サミット・エンターテインメント
上記のセリフのようにジョンは大切なものを失い、復讐というものに捕らわれているようにも映ります。
殺し屋たちは憎しみあわない
本作に描かれた殺し屋たちは、皆顔見知りであり友情すら感じます。
しかし仕事となると平然と殺し合うのです。
何とも不思議な世界観を感じますが、殺し合った者たちは皆下記のセリフを残して死んでいきます。
また会いましょう
引用:ジョン・ウィック:チャプター2/配給会社:サミット・エンターテインメント
死と隣り合わせの世界に生きる者同士、最後は心通ずるものがあるのでしょう。
死後の世界では、肩を並べて飲んでいるのではないでしょうか。
相反する世界
引退して平和に生きたいウィックですが、彼は平和とは真逆に生きざる負えない定めを背負っているようです。
前回でヴィゴがいっていたように、一度ブギーマンになった人物は平和を手にすることは出来ないのでしょう。
それが闇に生きる者の報いであり定めとなるのです。
引退を願いながらも復讐を繰り返すジョンの姿からは、殺しが本能なのではないかとすら感じます。
新感覚のガンフーが冴える作品
『ジョン・ウィック:チャプター2』は、よりリアルなガンフーを観せてくれる映画です。
キアヌ・リーブスとローレンス・フィッシュバーンの姿は名作マトリックスを彷彿とさせてくれるのではないでしょうか。
最強の殺し屋ジョンの強さに魅了されながら、シリーズを完全制覇してみたい作品といえます。
彼は何のために殺しを続けるのか、今後のジョンからも目が離せません。