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【ブラック・ミラー:バンダースナッチ(ネタバレ)】クレジット後に序盤の場面に戻る理由を考察!母の死が物語に与える影響とは

SF ブラック・ミラー:バンダースナッチ

父への態度はあきらかに他人行儀なものであり、お互いに距離を測っています。

もしもあの朝父がウサギのぬいぐるみを隠さなければ、母は死なず僕は幸せな人生を歩んでいたはず…。

そんなステファンの気持ちが映画を通じて視聴者に伝わってきます。

母を殺したのは僕

しかしステファンはおそらく母を殺したのは自分だとも思っているはずです。

なぜならステファンがウサギのぬいぐるみを諦めていれば、母は死なずにすんだのですから。

最愛の母を殺したのは父か自分か…。

バンダースナッチは常に2つの選択を視聴者に迫ってきますが、選択肢とは関係ないところでも2つの道を常に暗示してきます。

バンダースナッチの結末

複数のドアと1つの黄色いドア

ステファンがゲーム会社のタッカー・ソフトからの仕事オファーを受けると最短ルートで終了です。

視聴者は「え?」とあまりのあっけなさにびっくりしてしまうでしょう。

対してコンプリートシナリオは長く、主人公のステファンがバンダースナッチにいつしか操られ精神崩壊していく過程が描かれます。

そして正ルートはステファンが父親をガラスの灰皿で殴って殺害する結末です。

これが正ルートだということは、映画を通じてタバコや灰皿に映像がフォーカスされることから推測できます。

いくつもの結末が用意されているとはいえ、なんども「やり直し」をすることで多くの人が正ルートにたどり着くようになっているのでしょう。

バンダースナッチにハッピーエンドはあるのか?

バンダースナッチに用意された結末はいくつもありますが、すべてハッピーエンドではありません。

唯一のハッピーエンドルート

草原と手

ブラック・ミラーシリーズのほとんどはバッドエンドです。

しかしバンダースナッチの結末には主人公が救われる、悲しくも優しい結末が1つ用意されています。

それは母と一緒に列車に乗り、事故死するというもの…。

苦しみからの解放

過去をやり直し、母と一緒に行くことを選択したステファンは列車事故にあい亡くなります。

現実ではヘインズ先生とのカウンセリング中に突然息を引き取るのですが、その表情はとても穏やかです。

まるで今までの苦しみからやっと解放されたような柔らかさで満ちています。

「死」という結末は変わりませんが、穏やかな死を迎えられたという意味ではこれが唯一のハッピーエンドではないでしょうか?

あなたが選んだ結末は?

白い巨大な迷路

バンダースナッチはあなた自身が選び結末へと導く新感覚ムービーです。

ぜひあなた自身が考える「最高の結末」を見つけてください。