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『それいけ!アンパンマン きらめけ!アイスの国のバニラ姫』は、2019年に日本で上映されたアニメ映画です。
やなせたかしの絵本『アンパンマン』を原作としたアニメの劇場作で、原作者の生誕100周年記念作品になります。
メインキャラクターはアイスの国の姫・バニラ姫で、彼女が魔法のスプーンでアイスを作れず困っているところからが物語の始まりです。
アイスが作れないことが原因で、バニラ姫は国を出てコキンちゃんと出会います。
アイスの国の姫としての責務を忘れてコキンちゃんと遊ぶバニラ姫が、魔法のスプーンでアイスを生み出す方法を知るのが物語の流れです。
こちらではコキンちゃんがスプーンを投げた理由、アイス作りの真意を主に考察していきます。
バニラ姫が昼食を作る食パンマンとカレーパンマンを見た意味
バニラ姫がパン工房の面々と海に遊びに行った時、食パンマンからはサンドイッチ、カレーパンマンからはカレーを振る舞われました。
2人がそれぞれ振る舞う料理を作っているところを、バニラ姫は遊びながら気にしている場面があります。
彼女は何を思いながら2人を見ていたのでしょうか。考えられる要素は2点です。
サンドイッチとカレーを食べたことが無かった
バニラ姫が住むアイスの国では寒い国と彼女が明言しており、サンドイッチやカレーを食べる習慣が無かったのかもしれません。
コキンちゃんたちと遊んでいる最中に匂いに釣られて、どういう料理なのか気になったと考えられます。
2人が笑顔で作っているところが気になったから
食パンマンとカレーパンマンは、バニラ姫たちが遊んでいる間に料理を作っています。
バニラ姫は2人に料理を任せているのが気掛かりで、見てみたら2人が笑顔で料理していたことが気になっていたのではないでしょうか。
魔法のスプーンでアイスを義務感で作ろうとしているように見受けられたので、笑顔で料理する意味が分からなかったのかもしれません。
アンパンマンをパトロールに送り出した時に見たアイスの山々の意味
アイスの国から離れたバニラ姫はコキンちゃんたちと遊ぶ日々を送っていました。
ある日、アンパンマンがパトロールに行くのを見守っていると、様々な色の雪が降り出すと同時にオーロラとアイスの山々を見ます。
この場面には、どのような意味が込められていたのでしょうか。
考えられる要素としては、城に居る頃に比べて笑顔が多くなったことにあると考えられます。
魔法のスプーンを扱うには「皆の笑顔が見たい気持ち」を持つことが前提にありました。