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映画『ローガン・ラッキー』はスティーブン・ソダーバーグ監督の復帰作となった作品です。

2013年の『恋するリベラーチェ』以来実に4年ぶりの監督作品として話題を呼びました。

主演を『マジック・マイク』のチャニング・テイタムが演じ、脇をダニエル・クレイグが固めています。

不運続きのジミー・ローガンとクライド・ローガンが犯罪による一攫千金を狙う物語です。

完成度も非常に高く、アクションも見所満載で受け手を飽きさせない工夫が凝らされています。

本稿では「カントリーロード」がジミーに与えた影響を考察していきましょう。

またバーにサラが現われた理由やローガン家の呪いも併せて読み解いていきます。

『オーシャンズ11』以来の代表作

オーシャンズ11 (字幕版)

本作は鬼才・ソダーバーグ監督作品としては『オーシャンズ11』以来の大ヒットではないでしょうか。

勿論どの作品も魅力ですが、その中でも本作は監督にとって大きな転換点となっています。

同じ犯罪ドラマ映画ですが、『オーシャンズ11』は兎に角役者からセットから豪華絢爛でした。

それに対して本作は犯罪のスケールこそ大きいものの、より小市民的な視点の話になっています。

何よりもいい味を出しているのが金庫破りのジョーを演じているダニエル・クレイグでしょう。

「007」のイメージが強いクレイグですが、こういうコミカルな脇役も出来る方です。

彼の存在がよりいい感じに主人公達の「等身大の若者」らしさを引き出しています。

どこか親近感を湧かせながらも、骨太な犯罪映画となった本作の魅力に迫っていきましょう。

「カントリーロード」がジミーに与えた影響

Take Me Home, Country Roads

本作を語る上でまず外せないのが何といっても「カントリーロード」です。

主人公のジミーはこの曲に物凄い影響を受けたことが本編で語られています。

果たして往年の名曲は彼にどのような影響を与えたのでしょうか?

故郷への愛

愛、心のふるさと

まずジミーは冒頭で娘にカントリーロードの誕生秘話について語って聞かせます。

彼の生まれ故郷ウエストバージニアについて明るく爽やかに歌った名曲なのです。

これがジミーにとっては何よりも大きな心の支えとなっているのでしょう。

ジミーの人生はお世辞にも決して上手く行っているとはいえないものでした。

アメフトも怪我で選手生命を断たれ、建設の仕事も怪我の申告漏れで解雇されます。

挙げ句の果てには離婚で親権も妻に持って行かれると、彼の元には何も残りません。

客観的に見れば悲惨な人生でも、カントリーロードのお陰で明るく居られるのです。

娘への影響

2つ目にこれがジミーだけではなく、彼のにもまた大きな影響を与えました。

彼女は終盤の歌唱コンテストにて突然歌を「カントリーロード」に変更したのです。

何故かというと父のジミーが見に来てくれたことが嬉しかったからでした。

しかもこの曲で娘は優勝を果たし、輝かしい未来へと導く奇跡を起こしています。

そう、ジミーも娘もお互いがお互いを「カントリーロード」だと思っているのです。

繋がりを大切にすること

そして3つ目に、ジミーは何よりも娘も含めて周囲の人たちを大事にしています。

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