急にアイスの山々が見えたのは、魔法のスプーンを扱う資格を持ったと意図して入れた場面だと考えられます。
コキンちゃんがスプーンを投げた理由
物語中盤、コキンちゃんが魔法のスプーンを崖に投げ捨てる場面があります。
彼女はなぜ魔法のスプーンを投げ捨てたのでしょうか。考えられる要素は2点です。
魔法のスプーンがバニラ姫を悲しませている原因だから
物語でもコキンちゃんが明言していましたが、魔法のスプーンはバニラ姫を悲しませる原因でした。
バニラ姫自身も魔法のスプーンが苦しむ原因であることが分かっていても、国にとって大切な宝であるため自分で捨てることができません。
コキンちゃんはバニラ姫が魔法のスプーンを捨てられないことを直感で理解したと考えられます。
代わりに自分が捨ててしまえば、友達のバニラ姫が持っている悩みの種を無くせると感じたのではないでしょうか。
アイスの国の姫としての勤めを無くすため
アイスの国の姫の勤めを果たすため、バニラ姫は毎日アイスを作る練習をしてきました。
ですが、扱い方に気が付いていない彼女は一度もアイスを作れていません。
一度も成功体験が無いわけですし、練習がしんどくなってきます。
魔法のスプーンで、アイスを作れないアイスの姫である自分が嫌になっている彼女を助けようと考えたのではないでしょうか。
アイス作りの真意
魔法のスプーンでアイスを作れないでいたバニラ姫は、最後にアイスを作れるようになります。
彼女はなぜアイスを作れるようになれたのでしょうか。
前述しましたが、魔法のスプーンでアイスを作るためには「皆の笑顔が見たい気持ち」を持つことが前提にあります。
彼女が初めてアイスを作ったのは、バイキンマンを撃退して皆を笑顔にするために力を求めた時です。
物語序盤に流れたアイスの国の主がアイスを作っていた頃は、主やアイスを配った人たちも笑顔でした。
皆を笑顔にしたい気持ちがアイス作りの真意となるのではないでしょうか。
作品は何を訴えているのか
『それいけ!アンパンマン きらめけ!アイスの国のバニラ姫』では、視聴者に何を訴えようとしているのでしょうか。
考えられる要素は5点です。
他人のことを考えられる人になろう
この作品のテーマは「笑顔」です。
人を笑顔にさせるためには、笑顔にさせる人のことを考える必要があります。