劇中でロボトニック博士をマッシュルームプラネットに送ってしまったので、安全な候補地だった星がひとつ消えたことになります。
マッシュルームプラネットは、原作となるゲーム内ではマッシュルームヒルという名で登場する重要な場所です。
キノコが群生するこの星は、ソニックが隠れるにはちょうどいい場所だったのでしょう。
しかし元々ソニックは匂いが嫌いともいっており、気の進まない移動先だったことを匂わせています。
大変な目にあったけれど、結果的に地球に残れたのは幸いだったというべきでしょう。
ロボトニック博士の企み
ジム・キャリー演じるロボトニック博士は、本作品で彼ありきといわれるほど目立った敵役となりました。
博士は何を企み実行しようとしていたのでしょう。
原作ゲーム内ではカオスエメラルドが目的
原作ゲームに出てくるドクター・エッグマン(ロボトニック博士)はカオスエメラルドを収集し武器を作ることを目的としています。
七個集めることで自分の願いが叶う宝石を利用しようとしていたのです。
映画ではソニック自身が目的
本作では執拗にソニックを追うロボトニック博士の姿が印象的ですが、彼はソニックそのものを欲しています。
マッドサイエンティストと呼ばれる彼は、ソニックのエネルギーを抽出しようとしているのです。
当然のことながら、人体実験とも呼べる化学実験をしようとしているのでしょう。
最終目的は世界征服
結局のところ、ロボトニック博士はマシンを使用し地球の人間たちを支配しようと企んでいます。
世界の支配者になろうとしているのです。
インタビューに答えたジム・キャリーは博士がIQ300であることを明かしています。
IQ300というと、コンピューターの基礎を築きあげたアメリカ人ノイマンが有名ではないでしょうか。
悪魔の頭脳と恐れられた人物です。
ロボトニック博士は、彼とは異なり頭脳を間違った方向へ使ってしまった人物といえるのではないでしょうか。
トムとの友情
原作ゲームにはない強い絆を感じることが出来るのが、ジェームズ・マースデン演じるトムとソニックの友情です。
トムの存在はソニックに、どんな影響を与えたのでしょう。
未知の生き物だったソニック
本作は、ゲームの世界からリアルな人間の世界へ移動したベン・シュワルツ演じるソニックが描かれています。
当初、トムにとってソニックは未知なる生物だったことでしょう。
思わず撃ってしまったことからも、未知へ対する恐れを感じます。
しかし、おしゃべりで陽気なソニックと共に過ごす時間が二人の距離を縮めていったのはいうまでもありません。
元々ソニックはトムが好きだった
ソニックは、元々トムのことをドーナツキングと名付け陰から観察しています。
お気に入りはドーナツキング