でも合宿でBiSの戦力外通告メンバーが脱落しても具体的なアクションをとるメンバーは皆無でした。

「BiSは9人でなくいてはいけない」というのは単なる同調圧力の結果だと渡辺は言い放つのです。

確かに「BiSは9人でなくいてはいけない」という大人たちを納得させられる明確な理由を彼女たちは提示することは出来ませんでした。

「一人でも欠けたらダメ」ということは、結局は「自分がメンバーから外されるのはイヤ」というエゴとほぼ同じことを意味するのです。

「自分のことしか考えていない」とする渡辺の指摘は非常に的を射たものだったといえます。

渡辺の意図

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渡辺は音楽ショービジネスの中でも大胆な仕掛けをすることで有名です。異色のプロデューサーであるともいえます。

彼はプロとして飯を食うことがどのようなことか理解していました。

そしてIDOLを目指す少女たちにもそれを理解して欲しいと考えていたのです。

この度の企画を仕掛けた彼の意図を探ってみましょう。

サバイバルオーディションの狙い

WACKの合宿型サバイバルオーディションは今回だけではありません。

今回のイベントが特殊だったのはそこにBiSの解散が絡んだからでした。

渡辺にとってWACKの合宿型サバイバルオーディションは一石二鳥の狙いがありました。

候補生たちをふるい落としとしつつ彼女たちの魅力を引き出すことが一つの狙いになっています。

忘れてはならないのは、この合宿型サバイバルオーディションそのものが一つのショーになっていることです。

これが二つ目の狙いで、このために合宿全般を通じてカメラを回し続けました。

スタッフも候補生もオーディションそのものが売りになっていることは承知しています。

このため、候補生たちには本気さと演技が共存していることを念頭に置く必要があるのです。

BiSのメンバーを加えた意味

この度の合宿型オーディションの特徴でもあり、売りでもあったのはオーディションにBiSの戦力外通告者が参加したことです。

これによって渡辺はこのイベントをマンネリ化させないで、注目度を上げることに成功しました。

渡辺にはBiSのメンバーに活を入れる目的もありました。彼女たちに自分自身やBiSに真剣に向き合って欲しかったのです。

何となく9人でBiSを続けられるほどショービジネスの世界が甘くないことを渡辺は知り尽くしていました。

目指した到達点

渡辺にオーディション中でのBiS解散のシナリオはなかったはずです。

彼は常識を越えた緊張感の中から生まれるはずの何かを期待していたのです。

メンバーたちがBiS解散を決め、「それでいいんだな」と念を押す渡辺の表情にはある種の戸惑いと安堵感が浮かんでいました。

何かを産むためには既存の何かを壊す必要があります。渡辺は第二期BiSを産んだものとしての責任を感じていたのではないでしょうか。

結果的に予想外の展開とはなったものの、彼は一つの区切りをつけることが出来たと感じていたのでしょう。

若者と渡辺たちの溝

microphone

非常に乱暴ないい方をすれば渡辺たち大人にとってIDOLは一つの消耗品です。

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