本作では密航に失敗したり、与那国島から逃げ漂着してきたりと様々な理由を持つ人物が描かれています。

生まれも育ちも全く違う人物が、極限のサバイバル生活を送るのです。

島の中での生き方を通して、脱出出来た人物と残された人物の違いを比較するのも楽しみ方のひとつではないでしょうか。

その場を生き抜く力

ワタナベはその場を生き抜く力を持った人間です。

島での暮らしも、自分の中でしっかり消化していたように感じます。

勿論脱出したいという思いは根底にあり、その思いを持ち続けていたからこそ脱出出来たのではないでしょうか。

清子も唯一の女性として必死に生き抜こうとしており、必ず脱出してやるという思いを持っています。

彼らに共通するものは、自分が置かれた状況下で生き抜く力といえるでしょう。

臨機応変なしたたかさ

したたかさは悪い意味で使用されることが多いですが、本来は「強さ」を示す言葉です。

清子やワタナベは、臨機応変なしたたかさを持っています。

非日常の無人島生活では本能こそが、生きる力といえるでしょう。

仲間意識を持って生きるフリーターたちからみれば、清子は裏切り者として映るでしょう。

しかし清子はくじけませんでした。

ワタナベも清子も、精神的な面で一人で生き抜いたといえるのではないでしょうか。

したたかに生きるその強さこそ、脱出を成功させた鍵なのでしょう。

受け入れて生きる生き方

島に残った人達は、当初脱出を願っていました。

しかし10年後も島に残って生活をしている所を見ると、脱出するという思いが消えているように感じます。

外に脱出することばかりが生き抜くことじゃない

引用:東京島/配給会社:ギャガ

上記のセリフは印象的です。

取り方によっては、脱出を諦めた強がりのようにも聞こえますが、状況を受けいれ生き抜こうとしている強さにも感じます。

本作のラストにもなった、脱出組と居残り組の構図はそれぞれの生き方を象徴していました。

どちらが幸せなのか、それは観る者の判断によるのでしょうか。

エルメスがコラボした話題作

東京島 (新潮文庫) 文庫 – 2010/4/24

『東京島』は、エルメスがコラボした作品としても話題になりました。

またアナタハン島事件という実際の事件が元になっていることも、話題性を呼んだのです。

40代の女性があらゆる手段を使って生き抜く様は、女性のしたたかさを前面に出しています。

だからこそ男性目線で観る場合と女性目線で観る場合、双方の意見が大きく異なるのです。

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