それが結局はスラム街から暴力行為が一掃され、浮浪者たちを守ることにもつながったのでしょう。

ライリーが拠点をスラムに置いた理由

ライリーは身を潜める場所として街のスラム街を選んだ理由は何だったのでしょうか。

大量の武器を隠し持ち、目立つことなく行動を起こし、そこに帰ってこられる場所としてはスラム街が最も適切と彼女は考えました。

スラム街は一般大衆の目が届きにくいところで、警察を含めて誰もが関わりを避けたいと考える場所なのです。

SNSによる裁き

social media

この物語ではSNSが重要な役割を果たしている側面があります。

法的には決して許されないライリーの復讐劇がSNSの世界では喝采を浴びることになりました。

図らずもライリーはスラム街の住人だけでなく、世論をも味方につけることに成功したのです。

SNSはその匿名性から大衆の本音が表面化する世界で、多くの大衆はライリーの行動に溜飲を下げる思いを持ちました。

警察もSNSの動向を注視せざるを得ないのが現実なのです。

しかしながら、SNSは誰もコントロールすることが出来ません。間違った方向に炎上することもあることに十分注意することが必要です。

この物語とは異なり、逆に何の落ち度もない者がSNSの世界で吊し上げられることもあり得ます。

母は強し

mother

この物語では改めて母親の強さを思い知らされます。

母は家族特に子供のためなら自らの命を犠牲にすることもいといません。

ライリーの強烈な暴力行為は娘に対する強い愛情の裏返しでもあるのです。

この物語では社会的悪に対して鉄槌を下す必要性を訴えながら、理不尽に家族を奪われた母親の心情を余すことなく表現しています。

全ての復讐を成し遂げた後、ライリーは家族が眠る墓地で息絶えようとするではありませんか。

正義の意味を問いかける【ライリー・ノース -復讐の女神-】

解説ポスターマンビギンズ–クリスチャンベール–アメリカのピンレス映画ウォール-30CM X 43CM
映画【ライリー・ノース -復讐の女神-】は我々に正義とは何かを改めて問いかけます。

優しい普通の主婦であったライリーを復讐の殺人マシーンに変えたのは矛盾だらけの不完全な人間社会なのです。

もちろんこの物語は通常では起こりえない数々の設定に基づいたお話しだということは間違いありません。

しかしながら、この物語のような展開を心の底で期待する多くの大衆が存在することもまた事実なのです。

ライリーは女性版バットマンとしてこれからも弱い者を助け、法の網をすり抜ける巨悪に立ち向かっていくのでしょうか。