そして気の遠くなるような時間が流れた後、地球が火星と同じような環境になった時に冬眠するカルビン。
そして、また別の星の住人がカルビンを見つけ悲劇は繰り返される。こうした「その後」が予想できます。
カルビンを封じ込めるパターン
もう一つが、カルビンを冬眠状態に封じ込めて人類が生き残るパターンです。
カルビンが強大になればなる分、必然的に研究しやすくなるでしょう。
その分データが早く集まり、カルビンに対応できる何らかの手段を人類が考えつく可能性は充分あります。
その場合は、相当な犠牲が出るとは予想できますが人類は生き残ることができるでしょう。
ただ、その場合はカルビンの力を悪用しようとする人間が出てくるなどまた別の危機が起こる可能性も考えられます。
救命艇が反対方向に飛んだ理由
デイビッドの乗った救命艇とミランダが乗る救命艇は、それぞれが予定方向と逆に飛びました。何故そんなことになったのでしょう。
ミランダの救命艇が逆方向に飛んだ理由
ミランダの救命艇が逆に飛んだ理由は事故です。救命艇が動いている時に、ISSの破片がミランダの救命艇に衝突しました。
その衝撃により、救命艇は宇宙に向けて弾き飛ばされます。
もしもミランダとデイビッドが乗っていた救命艇が逆ならばと考えれば、本当に限りなく不幸な事故。
これがミランダの救命艇が逆に飛んだ理由です。
ディビッドの救命艇が逆方向に飛んだ理由
ディビッドの救命艇が逆方向に飛んだのは、カルビンの仕業です。
映画をよく見てみると、必死で救命艇を操作するディビッドの腕をカルビンは締めあげていました。
そのため、本来は地球を離れる軌道に乗るはずだったディビッドは操作ができません。
その結果、地球に堕ちることになりました。
カルビンの生存本能がデイビッドの覚悟を上回ったとも取れる結末です。
カルビンは何故地球を目指したのか
カルビンが地球を目指したのは、自身の生存に必要不可欠な水分と酸素が豊富にあるからです。
カルビンは実験用のマウスや乗組員を襲い、地球の生物の特性を学習していたと考えられます。
その結果、地球が自らの生存に最も適した環境であることを確信しました。
もしそうでなければ、元々いた火星を目指すのが生き物として自然です。
火星が最早自身に適さない環境であることも理解していた。
それ程、カルビンの知能は高いものだったのです。人類の予測を遥かに上回る程に。
デイビッドが犠牲になることを決断した理由
デイビッドは何故、自分が犠牲になることを決断したのでしょうか。