出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B08DP6HPJK/cinema-notes-22
『恐怖人形』は2019年に日本で公開されたホラー映画です。
主人公は日向坂46の小坂菜緒が演じる平井由梨で、彼女の元に差出人不明のパーティー招待状が届くところから物語は始まります。
由梨は幼馴染の真人と共にパーティーの参加を決め、集合場所に行くと同じ招待状を受け取った6人の男女がいました。
合計8人のパーティー参加者は会場となるキャンプ場に移動すると、どんどん大きくなる謎の日本人形に遭遇。
大きくなった日本人形の手によって、参加者が次々と殺されていくというのが物語の流れです。
こちらでは犯人の正体と動機、最後に出てきた少女の意味、人形が大きくなる理由や写真が展覧会で受賞した意味を主に考察していきます。
殺人の犯人と動機について
この物語『恐怖人形』は人形が大きくなっていく様はオカルト的ですが、殺人は人の手によるものです。
パーティー参加者の殺人計画を企てたのは、一体誰なのでしょうか。犯人の正体と動機について考察していきましょう。
犯人の正体
計画を企てた犯人は、実行犯と協力者の2人だと考えられます。
実行犯は物語終盤で由梨の手によって明かされたヨシコの父です。
ヨシコは亡くなる前にキャンプに参加し、人形を失って家に帰ってきています。
人形を失ってからのヨシコは精神が不安定になり、まともな生活が送れなくなってしまいました。
精神が不安定になるきっかけを知った彼は、人形を失わせた子供たちに復讐を誓ったのではないでしょうか。
次に協力者として考えられるのは、キャンプ場の管理人です。
彼女が協力者として考えられる理由としては、手負いの由梨と真人を追いかけるヨシコの父に猟銃で撃った後の発言にあります。
この時の発言からは、ヨシコの父から復讐の経緯を事前に聞かされているのかもしれません。
復讐の経緯を聞きながらも彼にキャンプ場を貸した場合、彼女は協力者であったことが予想できます。
犯行動機
犯人の正体は前述した通り、ヨシコの父とキャンプ場の管理人の可能性があります。
そして犯行動機は、ヨシコの父によるキャンプ参加者への復讐です。
しかし、復讐をどこまでやるかの認識は2人の中で共通ではなかったと考えられます。
そのように考えられる理由は、管理人がヨシコの父を猟銃で撃ったからです。
管理人はヨシコの父から命を奪わないようにキャンプ参加者を脅かしたいと相談を受けて、キャンプ場を彼に貸したのでしょう。