1つ目は保安官の給料の低さにあると考えられます。
アメリカ合衆国の保安官の給料は、比較的給料の良い州や市であっても平均年収400万円程のようです。
そして舞台となっているガルフポートには近くの紙幣処理施設に向かう輸送車が通っており、保安官たちはそれを目にし続けていることでしょう。
治安を守り、時には命を張る保安官の仕事であるにも関わらず、他の仕事に比べて大した給料は貰えない。
収入周りに不満が出てきてもおかしくはありません。
シュレッダーにかけられる札束への欲望
2つ目はシュレッダーにかけられる札束に目がくらんだことです。
前述した通り、保安官の給料は平均年収400万円程と他の仕事に比べて低いようです。
老後を考えてお金が欲しいと思い続けている保安官たちは、シュレッダーにかけられる運命にある札束に欲望を抱いたのかもしれません。
もう少し保安官の給料を上げていれば、この物語のような事件に保安官が協力する展開にはならなかったのではないでしょうか。
兄弟の計画が強盗団の陰謀を阻止できた理由
町のショッピングモールでブリーズを救い、ケーシーとはぐれたウィル。
ブリーズと合流したウィルは、強盗団に囚われたケーシーを助けに行きます。
2人の活躍あって強盗団の陰謀は阻止できましたが、なぜ阻止できたのでしょうか。考えられる理由は2点です。
兄弟は10年前の出来事を今でも覚えていたから
2人は過去に巨大ハリケーンの被害にあった経験があります。
父親が運転する車の中で、フットボールのコンビネーションを話していたタイミングで倒木の被害に遭いました。
この時の記憶が2人の中に残っており、ウィルの「レッドドッグ・オマハ・22」の掛け声で、ブリーズは彼の意図を察したのでしょう。
子供の頃の記憶が残っていなければ取れない連携であったと考えられます。
息の合ったコンビネーションができるから
強盗団の陰謀阻止の決め手となった2人の連携は、子供の頃から続けていたフットボール経験があってできたことでしょう。
前述した通り、ウィルの「レッドドッグ・オマハ・22」の掛け声から始まり、2人は間にいる強盗団のトラックを交互に激突。
掛け声の前にウィルから伝えられた情報を元に、彼の考えていることをブリーズは理解していたのかもしれません。
作戦を理解していなければ強盗団のトラックを後退させた後に、後ろのトラックを前に通さないように合わせて動くのは難しいでしょう。
なぜ3人はハリケーンから逃げ切れたのか?
物語の最後、ハリケーンの目の中で迫り来る暴風から逃げていた3人でしたが、唐突に暴風が消えていました。