自問自答した際に自身が財宝に執着していることに気が付き、ドワーフ軍のピンチに駆けつけました。
一連の流れから予想できる治療法は、絶体絶命の状況下で孤立。
財宝よりも大切なものを気付かせるきっかけが作れたのが要因にあると考えられます。
他人の命よりも財宝と言っていても、結局は自分の命が大切です。
死なないように動くためにはどうするかを考え始め、自身が愚かだったことに気付いたのではないでしょうか。
トーリンはいつ竜の病におかされたのか
3作目の最初から、トーリンは竜の病におかされている様子でした。
彼はいつから病にかかっていたのでしょうか。考えられるタイミングは2点です。
邪竜と出会う前に見た財宝の山
2作目の終盤、トーリンはドワーフの城で財宝の山を目にしています。
目を見張るような財宝の山に、彼は一度呆然と眺めていました。
この時にトーリンは財宝に魅了され、スマウグと同様に執着心を抱いてしまったのではないでしょうか。
財宝の山を目にし、アーケン石への執着が増した彼はビルボの逃げ道を一度塞いでいました。
2作目終盤でエレボールからスマウグを追い払って安心したのでしょう。
安心した心につけいるように再び執着が芽生えたのではないでしょうか。
財宝から邪竜を追い払った後
ビルボたちがエレボールに来る前は、財宝はスマウグに守られていました。
ビルボとドワーフの面々で追っ払い、邪魔者がいなくなったと分かったトーリンは財宝に執着を抱いたのでしょう。
2作目の終盤でスマウグが動いたような音が聞こえても、彼を助けに行こうとはしませんでした。
この時点からトーリンは竜の病発症手前の状態にあったと想像できます。
エレボールからスマウグを追っ払い、安心感から竜の病に対する耐性を失ったのかもしれません。
竜の病は3作目から発症した描写はなく、2作目の終盤あたりが原因にあると考えて良いでしょう。
ビルボが指輪を持っていることがバレた理由
物語の最後、ビルボがガンダルフと別れる際に、彼から魔法の指輪を持っていることがバレてしまいます。
指輪は1作目の『思いがけない冒険』から手に入れた物ですが、彼は誰にも事実を明かしていません。
なぜガンダルフには気付かれてしまったのでしょうか。考えられる理由は2点です。
一つの指輪から溢れ出る魔力
ビルボが手に入れた魔法の指輪は、『一つの指輪』と呼ばれる強大な力を持った物です。
『ホビット』シリーズでは指輪をはめれば不可視の力を得られるので、使わなくても力が溢れている可能性があります。