殺しても殺したことにならないゾンビとの戦いは無限地獄ともいえます。
ゾンビに殺された人類はまたゾンビとなって敵兵力が増すばかりです。
プラン9とはこのような恐怖の地球人滅亡計画だったのです。
プラン9とは
プラン9というからには、これ以外に少なくても8つのプランがあったはずです。
想像力をたくましくしてそれがどのようなプランだったのかに思いをはせてみるのもまた楽しいかもしれません。
決して平和的なものだけではないことは確かなようです。
ウイルス兵器や熱核爆弾などもあったに違いありません。
マインドコントロールで人類同士を戦わせるようなプランもあり得ます。
未知との遭遇はあり得るか
この無限ともいえる宇宙空間の中で知的生命体が地球だけにしか存在しないと考えることは非常に不自然です。
その形態や文明の形は多くのSF小説が描いているように、およそ人類のそれとはかけ離れたものに違いありません。
この無限空間の中で、しかも無限の時間の中でこれら異種の知的生命体が遭遇することはあり得るのでしょうか。
勿論偶然に出会うことはほとんど不可能でしょう。
でも地球人が持つ文明の印である何らかのエネルギーの放出を何処かで誰かが感知し、その源に探りを入れてくる可能性は捨てきれません。
そうです。その時未知との遭遇は起こるのです。
その際我々は恐怖心に打ち勝って友好的なコミュニケーションを試みることができるでしょうか。
その際どのような手段でコミュニケーションをとればいいのか難しい問題です。
想像力をたくましくして観る【プラン9・フロム・アウタースペース】
繰り返しになりますがこの作品は特撮技術の稚拙さや俳優の演技力・設定のまずさなどに目を向けて鑑賞しても意味ありません。
映画好きが映画好きのために一生懸命にカメラを回して創った作品なのです。
何よりも想像力をたくましくしましょう。
宇宙人の姿はあのように人間と同じ形態をしていると考える必要はありません。
また、その装置や武器もあのようなお粗末なものではないはずです。
蘇ったゾンビの数を数億人・数十億人と想像するだけでも、この作品の真の価値が見えてくるのではないでしょうか。