同じように「僕」とマーラがキッチンで話す場面には、タイラーは映像として登場していません。

「僕」とタイラーとマーラという3人が同時に同じ場所にいることはないのです。

これも大きな伏線で、マーラは劇中で唯一「僕」=タイラーであると知っている人物として描かれています。

サブリミナル効果も使用されている

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劇中に数多くのサブリミナル効果が使用されているのをご存知でしょうか。

ハッキリと認識していなくても、確実に潜在意識にすりこまれている映像があります。

このサブリミナル効果も物語の伏線の一部と考えることが出来るでしょう。

 会社でのコピーをとるシーン

冒頭部分で会社にいる「僕」が不眠症に悩まされながらコピーをとるシーンがあります。

ちょうどその時右側に一瞬タイラーの姿が映し出されます。

タイラーについて語られる前に、しっかりと潜在意識の中にタイラーの姿がすり込まれていたのです。

病院のシーンにもタイラーがいる

ちょうど「僕」が不眠症の悩みを医師に相談しているシーンで、医師が睾丸ガン患者の会を進めてきます。

ちょうどその時も右側にタイラーの姿が映っており、これもサブリミナル効果を狙っての演出です。

マーラを見送る場面

結核患者の会をマーラが立ち去ろうとしたとき、ナレーションが彼女に悪態をつきます。

その時マーラの姿にかぶさるように、タイラーの姿が一瞬だけ映しだされています

このほかにも、ホテルのCMにも一瞬タイラーが映っており、観るものに徹底したサブリミナル効果を与えています。

主人公になぜ名前がないのか

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ファイトクラブの主人公は「僕」として存在しています。なぜ名前を明かしていないのでしょう。

感情移入しやすくなる

主人公がナレーションをしており「僕」という存在でスクリーンに登場していますが、名前がないということは誰にでもなるということで、観客は感情移入がしやすくなります

「僕」はかなり極端な人物ですが、何となく日々を過ごしている人も多いのではないでしょうか。

また「僕」のように何かに縛られ自由を感じられない人もいるでしょう。

名前がないということは、誰もが主人公となりえる存在であることを示唆しています。

「信用できない語り手」効果

映画の世界には、ナレーターを一人称とすることで観客を惑わす手法があります。

ファイトクラブに用いられた名前のない主人公はまさに「信用できない語り手」です。

自分がタイラー・ダーデンだったという真実を上手く隠しています。

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