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1999年公開の「ファイトクラブ」は、人の抱える孤独や暴力的な欲求、自己解放などを詰め込んだ異色の傑作映画です。

主人公にあえて名を持たせず、巧妙に張り巡らされた伏線を手繰ることでラストシーンにいざなわれるのです。

難解な映画としても有名な「ファイトクラブ」の伏線を読み解きながら監督デヴィット・フィンチャーの真意を探っていきましょう。

巧妙な伏線が絶妙

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「ファイトクラブ」の魅力は、何といっても主人公である「僕」が多重人格者だったという大どんでん返しです。

しかし、よく観ていくと物語には序盤から巧妙な伏線がいくつも仕掛けられていたのです。

オープニングから伏線は隠されている

オープニングから全力で駆けだすような勢いのある映画ですが、映し出されている映像は脳内の細胞です。

脳内を走り回るようなそのシーンは、主人公「僕」の人格を変える為に走り回っているようなイメージでしょうか。

まさにこれから始まるストーリーの伏線といえますね。

別の場所にいる

物語の序盤で「僕」は医師に起きると別の場所にいることを告げています。

初めて映画を観る人は、何を言っているのか訳が分かりません。

しかし、この会話は後々とても重要な意味をもってきます。「僕」が寝ている間はタイラーが活動しているのです。

同じ鞄を持っている

ファイト・クラブ (ハヤカワ文庫NV) 文庫

 

飛行機でタイラーの鞄を見て「僕」は同じ型であることを指摘します。

考察力の優れた人なら、ふたりに何らかの関係があるのではないかと感じるかもしれません。

同じ鞄を持っているという演出も大きな伏線です。同一人物なので持ち物が一緒なのも当たり前のことなのです。

人の眠る時間に働く

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「僕」はタイラーのことを下記のように紹介しています。

 人が眠る時間に働き、映画館でパートをしている映画技師

引用:ファイトクラブ/配給会社:20世紀フォックス

人が眠る時間に働くというセリフは、まさに文字通りのことを指しています。

僕が眠っていると思っている時間に、もう一つの人格であるタイラーは活動しています。

主人公が不眠症で悩むのも当然のことです。実際に眠っていないのです。

マーラの態度

僕の家でなにしてる!

引用:ファイトクラブ/配給会社:20世紀フォックス

マーラとタイラーが初めて夜を共にした翌朝に「僕」がマーラにいったセリフです。

マーラは「ひどい」といってその場を去りますが、このマーラの態度は「僕」とタイラーが同一人物だと示す伏線になっています。

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