出典元;https://www.amazon.co.jp/dp/B07KK2L7MN/?tag=cinema-notes-22
完璧なチームワークで悪人を排除するイコライザーの続編「イコライザー2」。
前作「イコライザー」ではそのチームワークと勧善懲悪の爽快感が観客を沸かせました。
しかし今作では、前作で死んだと思われながらも実は生きていたマッコールについて焦点が当てられています。
そんなイコライザー2について、徹底解説と徹底考察していきます。
ついにイコライザー2が!
2016年公開予定を延期しての2018年公開となったため、心待ちにしていらっしゃった方も多いでしょう。
「イコライザー」は痛快なアクション映画で「米国版必殺仕事人」との評価を得ています。
ただ「イコライザー2」では、前作でのチームメンバーが全員敵に回ることで、マッコールのソロでの強さが際立つ作品となっています。
無償の人助け
ときにはトルコまで出向き、「悪」とされる父親を殺してまで子どもを母親のもとへ返す人助け。
そこまでマッコールを人助けへと駆り立てるものは一体何なのでしょうか。
心の穴は埋まらない
訪問してきたスーザンに「家に戻る」ことを勧められるマッコールは、1とは違って集合の借家に住んでいます。
大家や隣人、行きつけの書店の女性と仲良くする姿はまさに「良い人」ですが、それは寂しさの裏返しのようにも見えてしまいます。
だからこそスーザンも「折り合いをつけて」と助言したのでしょう。
出典:イコライザー2/配給:ソニーピクチャーズ
人の中に暮らし、人助けをすることは妻を失った穴を埋めるためです。
しかし人がいても寂しさは募ります。
その証拠が、右手にはめられた指輪です。
恋人との指輪は左手です。
しかし彼はまだビビアンに愛情がある上に死を受け入れられてもいません。
だからこそ、死んだ人間とのペアリングとなる左手ではなく、1人でもおかしくない右手にはめられています。
マッコールはなぜタクシードライバーに?
前作では「人の良すぎる元CIAで殺し屋」として働いていたマッコールは、なぜ「タクシードライバー」として働くことを選んだのでしょうか。
その理由をマッコールの人柄から徹底解説します。
老人サムの1番好きな運転手
「時間にぴったり」と老人サムは最初のシーンで評します。
殺し屋として培った「時間に正確であること」がとてもタクシードライバーの仕事に役立っていることがわかるシーンでしょう。
何時にどこで誰を乗せる、とスマートフォンでの時間管理も完璧です。
またサムが気に入っているのは、自分の話を老人のうわ言扱いしないという点も含めてでしょう。