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【ちはやふる 結び(ネタバレ)】5首のかるたから読み取れる心境を徹底解説!新の告白に千早が返答しなかったラストの意味は

出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B07FFPFH78/?tag=cinema-notes-22

2018年にシーリーズを締めくくった青春映画の最高傑作「ちはやふる」は、登場する百人一首も大注目されました。

そしてシリーズ最終章となる本作「ちはやふる 結び」、劇中に出てきた5首のかるたが示す心情を徹底解説していきます。

ラストシーンの千早の返事に込められた意味とは……。

それぞれの想いをのせた「ちはやふる 結び」を詳しく見ていきましょう。

「みちのくの」太一と薫の片思い


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劇中では登場人物の心境を現すものとして、短歌が上手く使われていました。

まずは小倉百人一首の14番の短歌を見ていきましょう。

河原左大臣の歌

陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに 乱れそめにし われらなくに

引用:ちはやふる 結び/配給会社:東宝

恋しても叶うはずのない、高貴な方に心を乱してしまう感情を表現した歌です。

「しのぶもぢずり」は草木染で作られた乱れた模様が特徴の着物、その着物のように気持ちが乱れていると歌っています。

恋をして自分の気持ちが乱れていたのです。

恋に悩む太一と薫の心境

この歌は最初に太一の心境を象徴しています。

太一は新が千早に告白したと聞き心が乱れていくのです。まさにこの歌が示すとおりの状況です。

しかしそれは千早が悪い訳ではありません。

また千早がYesといったわけではないのに落ち込んで、身を引く太一はまさに「乱れそめにし」です。

恋の為に心乱した太一は、自分の想いとは裏腹に千早を悲しませてしまいました。

恋心は平常心をかき乱すもののようです。

更に、この歌は薫の心境も示しています。

太一が千早に恋をしていることを悟った薫は、恋をしても実らないことを実感するのです。

「ほととぎす」は太一を思う千早の悲しみ

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茶同部の畳に寝転ぶ千早が見つけた歌です。

後徳大寺左大臣の歌

ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば ただ ありあけの 月ぞ残れる

引用:ちはやふる 結び/配給会社:東宝

ほととぎすが鳴いていたと思い見てみても、すでにそこにはほととぎすの姿は見えないと歌っています。

平安時代には、朝一番に鳴くほととぎすの声を聴くために寝ずに夜を明かす人もいたようです。

そしてこの歌には会いたくても会えないという切ない意味が含まれています。

太一が去ってしまった事への悲しみ

千早が部室の畳に横たわりながら眺めている札がこの歌でした。

とりあえず茶道部から畳は借りてきた、お前も手伝え!

引用:ちはやふる 結び/配給会社:東宝

太一はかつてこういって千早の為に一所懸命に動いていました。

この歌で歌われているほととぎすは太一の存在を示しているのではないでしょうか。