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新進気鋭の監督である新海誠の生み出した「君の名は。」には、ただ単なる入れ替わりだけでは語れない複雑な時間軸が存在します。

組紐がこの物語を読み解くカギになっていますが、いまいち内容が理解できなかったという人もいるのではないでしょうか。

入れ替る瀧とみつはにはなぜ3年という時間のずれが必要だったのか。また入れ替わりの記憶が消えている理由とは?

2人で紡いだ記憶を失ってしまった、瀧とみつはのその後のストーリーにも注目です。

入れ替わりの謎

rope, cord, line

 

「君の名は。」のストーリーは瀧とみつはの入れ替わりが、重要な意味を持ってきます。

しかしその入れ替わりは「時間のずれ」というものがあるためとても複雑で、瀧とみつはのすれ違いも多く描かれています。

3年のずれ

彗星落下による死者を出さないために、未来の情報を得ることが必須でした。

1ヶ月や1年のずれでもよかったところを、3年にする必要があったのはなぜでしょうか。

そこで映画を注意深く見ていると、監督が「3」という数字にこだわりを持っていた様子がうかがえます。

例えば三葉という名前、仲良しメンバーが3人組、2013年が3度目の彗星落下。

3は昔から神聖な数字とされ、キリスト教の「三位一体」にも使われています。

また過去・現在・未来の3つの時間軸を表しているとも解釈できるでしょう。

他にも3は「再生」を意味し、東日本大震災から映画の着想を得た監督にとって思い入れのある数字なのかもしれません。

時間軸をつないだのは「カタワレ時」

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入れ替わりに3年も時間差があるなら、瀧とみつはが出会える可能性はないはず……。

しかしそれを可能にしたのが「カタワレ時」なのです。

カタワレ時は黄昏時を指す方言ですが「逢魔時」ともいい、幽霊や怪しいものに出会いそうな時間帯ともいわれています。

黄昏時は世界の輪郭がぼんやりとしている時間帯ですから、生きた人間と死んだ者の境が不明瞭になります。

瀧がみつはに出会った時には彼女は既に死んでいたのですから、彼女の霊と出会える唯一の時間帯だったことは間違いありません。

なぜ瀧だったのか

組紐によって入れ替われる2人。その組紐は赤く、運命の赤い糸を思わせます。

みつはと入れ替わる相手がなぜ瀧だったかの説明は一切ありません。惹かれ合う相手に合理的な理由づけは必要ないのでしょう。

彼らは組紐という可視化された運命の赤い糸で結ばれていた。ただそれだけだったのではないでしょうか。

なぜ同じところに彗星が落下するのか

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