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【パッセンジャー(ネタバレ)】オリジナル版との違いを徹底解説!極限下の孤独から解放されたかったジムの行動は悪だったのか

SF パッセンジャー

出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B0731SK465/cinema-notes-22

日本で2017年に公開された『パッセンジャー』。

監督は『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』のモルテン・ティルドゥム。

主演は『ハンガー・ゲーム』『X-MEN』のジェニファー・ローレンス。

そして『ジュラシック・ワールド』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のクリス・プラットです。

そんな『パッセンジャー』ですが、実は映画版とは異なるオリジナル脚本があるのです。

今回はオリジナル脚本と映画版との違い、そして賛否両論となったジムの行動について解説していきたいと思います。

『パッセンジャー』にはオリジナル脚本があった

ジョン・スペイツによるオリジナル脚本

『パッセンジャー』の脚本は、『プロメテウス』の脚本も書いたアメリカの作家ジョン・スペイツによるものです。

オリジナルの脚本は、アメリカで誕生した「ブラックリスト」にも掲載されました。

以下に「ブラックリスト」の概要を引用します。

ブラックリスト (英:The Black List) は映画化されていない脚本を対象とした評価および映画製作マッチングのプロジェクトである。

ウェブサイトはユーザー登録制で運営されている。

またしばしば、登録ユーザー以外の一般に広く公表される年次の投票ランキング上位リストを指すこともある。

ブラックリストは、注目されていない優秀な脚本家を効率的・効果的に発掘することを目的としている。

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/ブラックリスト_(脚本プロジェクト)

更にブラックリストの実績は次のとおりです。

  • 2017年10月時点で約1000本の脚本がサイト上に登録。
  • うち300本は映画化。
  • 2017年2月までに264の賞にノミネートされ、48受賞。

『パッセンジャー』のオリジナル脚本はブラックリストに掲載され、業界関係者から評価を受けて映像化にいたりました。

オリジナル脚本と映画版はココが違う!

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では、実際にオリジナル脚本と映画版ではどのように違うのでしょうか。おおまかな話の流れや設定は同じです。

しかし決定的に異なるのが、甲板長であるガスが死んでからの展開です。

映画版では、ジムとオーロラが協力して危機を乗り越え、二人で宇宙船に家を建てました。

しかしオリジナルの脚本では、ジムとオーロラ以外の乗客および宇宙船のクルーは死んでしまいます

ジムとオーロラが船内の異常部分を修理した後に、宇宙船が乗客とクルーが眠る冬眠ポッドを宇宙に放出するのです。

そして放出されたポッドを見てオーロラは、ジムに起こされていなかったら自分も死んでいたと知ります。

最後に新しい星に到着し、大勢の子どもと子どもより人数の少ない大人が宇宙船から降ります。

これが本作とは異なる、オリジナル版の最後なのです。

オリジナル版の最後は旧約聖書から着想をえた?

旧約聖書 創世記 (岩波文庫)

オリジナル版では最後に、宇宙船から子どもと大人が登場します。

これは宇宙船に遺伝子バンクがあり、乗客5000人分の精子と卵子が保管されていためです。

ジムとオーロラは遺伝子バンクと最新の医療設備を使って、新しい惑星に着くまでの間に人間を創造したのです。

この場面は旧約聖書から着想をえたものでしょう。