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【アルフィー】アルフィーと関係を持つ女性たちから見る彼の心情の変化を徹底解説!アルフィーのその後に思いを馳せてみよう

出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B00FYND1F4/cinema-notes-22

2004年公開の『アルフィー』は、ジュード・ロウが憎めないプレイボーイを見事に演じた作品です。

結婚を墓場と考えていた彼が徐々に変わっていく姿を、女性たちとの関係性から読み解いていきます。

劇中では語られていなかった彼のその後は、どうなったのでしょう。

アルフィーの生き方や、彼の求めた愛を徹底考察していきましょう。

ジュリーやドリーとの関係

プレイボーイとして人生を謳歌しているアルフィー・エルキンスは、人との繋がりが薄いことに気がついていませんでした。

何も知らなかった空っぽのアルフィー

アルフィーはワインを選ぶような感覚で、日替りでガールフレンドを取り換えています。

人生はワインと女があれば平気

多種多様の中から1人を選ぶなんて不可能

気軽につきあえる女とイージーに生きる

映画名:アルフィー/配給会社:パラマウント・ピクチャーズ

上記のセリフからも彼の薄い人間性が伺い知れます。

深く愛するということを重いと感じるような男だったのです。

シングルマザーのジュリーから逃げた

ジュリーはシングルマザーという立場上、最も結婚願望が強い女性でした。

常識的に考えれば、子供のいる女性に遊びで手を出すことはないでしょう。

しかしアルフィーは、あくまでも自己中心的で家族ごっこの雰囲気を味わいたくなった時の場所だったのです。

劇中でジュリーは下記のセリフを投げかけています。

はっきり言って(私は)ホテルがわりなの?

映画名:アルフィー/配給会社:パラマウント・ピクチャーズ

都合のいい女として扱われていると気づいた彼女は、賢明な判断を下しました。

アルフィーは女性から別れ話を持ちかけられ傷つきますが、この時の心の痛みから何も学べなかったのは不幸としかいいようがありません。

同類のドリーは鏡のような存在

ドリーは人妻であり、彼女と火遊びを楽しむアルフィーとは求めるものが一致していました。

自分が与える以上のものを求めてきたら別れる

映画名:アルフィー/配給会社:パラマウント・ピクチャーズ

アルフィーが心の中で言い放った一言は、ドリーが言ってもおかしくないセリフです。

アルフィーが彼女にやり直しを持ちかけた時、彼女はアルフィーの中に「重さ」を感じたのでしょう。

与える以上のものを無意識に求めているアルフィーを切り捨てたのです。

自分がやってきたことが見事に跳ね返された瞬間ともいえるでしょう。

ロネットから学んだモラルと寂しさ

ポスター アクリルフォトスタンド入り A4 パターンA アルフィー 光沢プリント

ジュリーに別れを告げられた寂しさを引きずり、アルフィーはモラルを問われる過ちを犯しました。

人の心を軽視したアルフィー

マーロンと喧嘩中だったにせよ、友人の恋人であるロネットに手を出してしまったのは最大の過ちです。

親友マーロンへの怒りを鎮めるため、一肌脱ぐ

映画名:アルフィー/配給会社:パラマウント・ピクチャーズ

自分の軽率で責任感のない行動が、今後何を生み出すか彼は何も考えていませんでした。

マーロンに完敗したアルフィー

ニッキーとの別れの後マーロンの家を訪れたアルフィーは、自分の存在がふたりの中からはじき出されていることを目の当たりにしました。

当然のことながらマーロンとの友情も終わりをむかえます。

愛によって全てを引き受けたマーロンは、アルフィーの目にどう映ったのでしょう。

女性たちばかりか友人まで彼を軽蔑し、そして愛想を尽かし去っていくのです。

ロネットと関係を持ったことで、アルフィーは自分の送ってきた人生のむなしさに気がついたはずです。

ニッキーとの関係で気がついたわがまま

運命の人を見つけるという、アルフィーの願いはなぜ叶うことが出来なかったのか。

落ち着こうと努力したアルフィー

人生で一番大事なのは愛する女性と出会うことだ

映画名:アルフィー/配給会社:パラマウント・ピクチャーズ

アルフィ―は老人の言葉を素直に受け取っています。

彼の人間性が垣間見えるシーンですが、アルフィーは根が素直な男性なのではないでしょうか。

いいかえれば心が少年のまま大人になってしまったのです。

だからこそ老人のセリフに感化され、運命の人を見つけるのです。

アルフィーは包容力にかけていた

これまで深い関係を築いてこなかったアルフィーですが、ニッキーとの関係で、彼の欠点が浮き彫りにされます。

彼は深い関係を築いてこなかったのではなく、築くことが出来なかったのです。

近くにいかないとわからない、傷がついている美しい彫刻

映画名:アルフィー/配給会社:パラマウント・ピクチャーズ

ニッキーのことを傷のついた彫刻に例えています。

自由奔放な彼女の性格を受け止められなかったのでしょう。

そして彼は自分自身の問題に気がつきます。

彼はいつも相手のアラ探しをし、無意識に別れる理由を探していました。

彼自身が気まぐれな気持ちに振り回されていることが最大の問題だったのです。

ルックスだけが全てじゃいって本当かもしれない

映画名:アルフィー/配給会社:パラマウント・ピクチャーズ

ニッキーと別れたアルフィーの遅すぎる気づきでした。

リズが教えた自分の存在の軽さ

資産家で会社オーナーであるリズはアルフィーに大切なことを教えてくれました。

伊達に海千山千の人生を過ごしていない彼女は、とっくにアルフィーの本質に気づいていたのでしょう。

アルフィーより若い相手に早々に乗り換えています。

彼の存在がいかに軽いものか、彼の愛には何の価値もないことをリズは証明してみせたのです。

年齢と年相応の責任を見て見ないフリをしている

映画名:アルフィー/配給会社:パラマウント・ピクチャーズ

リズのつき付けたものはアルフィーが人生を顧みるきっかけとなったはずです。

語られていないアルフィーのその後

アルフィーのその後について劇中で語られることはありませんでした。

彼はその後、安らぎをみつけるための生き方に変わっていけたのでしょうか。

本当の自分の姿に気がついた

女性に何かを与えたことは一度もない

誰も僕に依存してこない

自由で気ままだが安らぎはない

僕には何も持っていないんだ

映画名:アルフィー/配給会社:パラマウントピクチャーズ

自分の愛した女性たちが、砂のように去っていく現状を目の当たりにして彼はおかれた立場を理解しました。

このセリフの後の彼の行動は描かれておらず、観る者に委ねられています。

願わくば、素敵な女性と巡り合い素敵な家庭を築いていってほしいものです。

主題歌が語る彼の今後

本作品の主題歌は「Old Habits Die Hard(古い習慣は改まらない)」です。

この主題歌が彼の未来を示唆しているようにも聴こえます。

彼の惚れやすく冷めやすい性格はまさにHabits(悪癖)ではないでしょうか。

もしかしたら彼は、この先も女性を本気で愛することが出来ないのかもしれません。

1966年版映画のラストに描かれていた

本作は1966年にマイケル・ケインが主演した同名映画のリメイク版です。

1966年版のラストシーンには、アルフィーの前に前恋人の人妻シンディー(本作でいうドリー)が現れます。

そして二人は夜の中に消えていくのですが……。

やはりアルフィーは自分の寂しさを埋める為に女性と関係を持っています。

彼の寂しい人生はしばらく続きそうです。

興味のある人は旧作を鑑賞してみると、アルフィーの心情がより深く理解できるかもしれません。

人生の愛情を考えさせられる作品

 

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アルフィーはプレイボーイを気取りながらも、孤独に耐えられない弱さを持っている男性です。

自分の孤独感を埋める為に女性を求めているようにも感じます。

軽薄な男性であるにも関わらず、どこか憎めないアルフィ―は男女間の愛情とはなにかを問いかける作品でした。

語られなかったラストシーン、委ねられた解釈に観る者の心が試されているようです。