愛によって全てを引き受けたマーロンは、アルフィーの目にどう映ったのでしょう。
女性たちばかりか友人まで彼を軽蔑し、そして愛想を尽かし去っていくのです。
ロネットと関係を持ったことで、アルフィーは自分の送ってきた人生のむなしさに気がついたはずです。
ニッキーとの関係で気がついたわがまま
運命の人を見つけるという、アルフィーの願いはなぜ叶うことが出来なかったのか。
落ち着こうと努力したアルフィー
人生で一番大事なのは愛する女性と出会うことだ
映画名:アルフィー/配給会社:パラマウント・ピクチャーズ
アルフィ―は老人の言葉を素直に受け取っています。
彼の人間性が垣間見えるシーンですが、アルフィーは根が素直な男性なのではないでしょうか。
いいかえれば心が少年のまま大人になってしまったのです。
だからこそ老人のセリフに感化され、運命の人を見つけるのです。
アルフィーは包容力にかけていた
これまで深い関係を築いてこなかったアルフィーですが、ニッキーとの関係で、彼の欠点が浮き彫りにされます。
彼は深い関係を築いてこなかったのではなく、築くことが出来なかったのです。
近くにいかないとわからない、傷がついている美しい彫刻
映画名:アルフィー/配給会社:パラマウント・ピクチャーズ
ニッキーのことを傷のついた彫刻に例えています。
自由奔放な彼女の性格を受け止められなかったのでしょう。
そして彼は自分自身の問題に気がつきます。
彼はいつも相手のアラ探しをし、無意識に別れる理由を探していました。
彼自身が気まぐれな気持ちに振り回されていることが最大の問題だったのです。
ルックスだけが全てじゃいって本当かもしれない
映画名:アルフィー/配給会社:パラマウント・ピクチャーズ
ニッキーと別れたアルフィーの遅すぎる気づきでした。
リズが教えた自分の存在の軽さ
資産家で会社オーナーであるリズはアルフィーに大切なことを教えてくれました。
伊達に海千山千の人生を過ごしていない彼女は、とっくにアルフィーの本質に気づいていたのでしょう。
アルフィーより若い相手に早々に乗り換えています。
彼の存在がいかに軽いものか、彼の愛には何の価値もないことをリズは証明してみせたのです。
年齢と年相応の責任を見て見ないフリをしている
映画名:アルフィー/配給会社:パラマウント・ピクチャーズ
リズのつき付けたものはアルフィーが人生を顧みるきっかけとなったはずです。
語られていないアルフィーのその後
アルフィーのその後について劇中で語られることはありませんでした。
彼はその後、安らぎをみつけるための生き方に変わっていけたのでしょうか。
本当の自分の姿に気がついた
女性に何かを与えたことは一度もない