『スター・トレック』(2009)の中で、母親を馬鹿にされたことで船内で乱闘騒ぎを起こしてしまうスポック。

人間特有の感情の起伏の激しさが時折垣間見えてしまいます。

幼少期は今ほど強固な厳格さや感情の自制というものができていませんでした。

日々疑問を感じながらヴァルカン人が行う機械によって、淡々と知識を頭に叩き込むという教育方針の中で育ったからです。

加えて母親が人間であることからいわれのない迫害を受けることもあり、本人は居場所がなかったのです。

そのため、徐々に自分の持つ“感情”が鬱っとおしいもの、劣等感や嫌悪感に繋がったと考えます。

原作『宇宙大戦争』『スター・トレック2009』・新作『スター・トレック』との違い

スター・トレック BEYOND (吹替版)
ここからは、原作と新作の違いについて解説していきたいと思います。

「宇宙大作戦」は人類最初の試みとして5年間の調査飛行に飛び立った宇宙船U.S.S.エンタープライズ号の物語。

そして『スター・トレック2009』はそのリブート版です。

対して新作『スター・トレック BEYOND』は世界観が違います。

パラレルワールド的な世界観を持って作られた作品なのです。

では、たくさんある『スター・トレック』シリーズを整理していきましょう。

時間軸・世界観の違い

スター・トレック イントゥ・ダークネス (字幕版)
まず、時間軸の違いです。

『スター・トレック』1~6作品目までは『宇宙大戦争』からの続編でオリジナルメンバーでストーリーが展開します。

最終作品である6作品目で物語は進み各々昇進しており、カークをはじめとするお馴染みのクルー達が顔を揃え、宇宙平和確立の為に奔走する物語。

魚雷を打ったのは誰か、クリンゴンの宰相を暗殺したのは一体誰なのかといった、初期の頃にはなかったサスペンス要素も加わっています。

まさに有終の美を飾るにふさわしい作品となっているのです。

7~10作品目までは新『スター・トレック』のメンバーのストーリー。

11~13作品目までカーク役を務めたクリス・パインら新しいメンバーによるパラレルワールド的に話が展開してゆく流れです。

7作品目・『スター・トレック ジェネレーションズ』は時系列でいえば、前作6作品目の続きとなっています。

新シリーズ1作目なので旧作を観ていなくても違和感なしにストーリーが理解できるはずです。

世代交代の物語でカークが亡くなり、ピカード艦長へ交代する、ちょっと悲しいエピソードでもあります。

11作品目~13作品目は『スター・トレック』(2009)と『スター・トレック イントゥー・ダークネス』のカーンとの再戦へと繋がります。

『スター・トレック イントゥー・ダークネス』での悪役カーンの強靭な肉体と高度な知能、戦闘能力も見逃せません。

その後、カーク達の5年間の宇宙探索へ行くことになりますが、その間にまたも事件が起こります。

この事件こそ13作品目新作『スター・トレック BEYOND』になります。

新たに加えられたアクションシーンに注目。新作の見どころとは

宇宙

新作『スター・トレック BEYOND』は激しい戦闘と派手なアクションが展開されています。

今までにはあまりなかった激しいアクションと銀河が舞台の『スター・トレック』シリーズならではのスケール感は壮大です。

目玉として、エンタープライズ号が破壊されるシーンは質感まで再現されていますね。

エンタープライズ号が墜落する前、エンタープライズ号の前から後ろまで舐めまわすような迫力あるワンシーンは見ものでした。

また、艦内のあちこちから火の手が上がるシーンからは、カーク船長たちがシリーズ最大のピンチに見舞われることが示唆されています。

特にクライマクッスのシーンである“エンタープライズ号・撃沈”の映像美とアクションシーンの迫力は見事なものがありました。

何回観ても飽きない映画ですので、是非新作だけではなく全シリーズ観て欲しいと思います。

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