カウンセラーのように寄り添う倉田茉美と、手のひらで転がして魅了する小口那奈子。
どちらも小柳津林太郎の心を鷲掴みにしました。
倉田茉美を選んだ理由?
倉田茉美がバチェラーに選ばれた理由を探っていきましょう。
彼女のどんな要素が琴線に触れたのでしょうか?
ロマンチックな世界観に引き込まれた
肉食系の小柳津林太郎は駆け引きの多い恋愛をしてきたようです。「直観」の鋭さゆえに、パターン化された退屈な恋愛が苦手と思われます。
そんなロマンチストな彼は、倉田茉美の描くイラストのストーリーに強く引き込まれたのでしょう。
彼女の強い感受性は他にない世界観を生み出していました。
現実主義者でもある
倉田茉美はロマンチックなアプローチで注目を集めましたが、現実主義者でもあります。
小柳津林太郎は気に入った女性にとことん一途なので、「全ての女性に平等」とはいえない振る舞いがありました。
彼女はそれを肯定しています。
また、他の女性とデートに行き、選ぶべき相手か見定めることにも理解がありました。
多くの女性は嫉妬に飲まれていたことから、自己コントロール能力の高さがうかがえます。
そして、ライバル小口那奈子の魅力や、小柳津林太郎が小口那奈子に夢中になっている事実も受け入れていましたね。
シビアな現実を即座に理解して受け入れることができる、論理的な女性といえます。
「直観」を重視する小柳津林太郎にとって、この理解力が心地よかったのではないでしょうか?
バチェラーを動かす力
バチェラー終了後、彼は「倉田茉美に言われると家事も苦痛に感じない」と語っていました。
倉田茉美は彼のペースを乱すことなく、同時にしっかりと手綱を引きます。まるで子育てをする母親のような接し方ですね。
小柳津林太郎はもともと考えすぎてしまう性格の持ち主。
彼女の母性に触れた時、彼は心のよりどころを見つけることができたのではないでしょうか。
小口那奈子が選ばれなかった理由は?
あれほどまでに小柳津林太郎を惹きつけていた小口那奈子が、なぜ選ばれなかったのでしょうか?
その理由も考察していきましょう。
バチェラーは「変化」を求めていた
後日談で小柳津林太郎は、今までの自分なら間違いなく小口那奈子を選んでいたと語っています。
捕まえようとすれば消えてしまう浮雲のような彼女は、肉食系である彼のタイプそのものでした。
ですが、結果的に選ばなかったのには必ず理由があります。
小柳津林太郎はバチェラーを通して「変化」を求めていたのです。
過去に結婚のタイミングを逃し傷ついた彼は、結婚と無縁で生きてきました。
このままではいけない。変わりたい。