みさえは家族皆で団結することで、家族を守ろうとしました。
二人の守り方の違いは性格によるものなのか、それとも男女の違いによるものなのか。
いずれにしても、ひろしとみさえがどちらも深く家族のことを想い、守らんとする姿が描かれました。
ひろしとみさえの夫婦の姿が描かれるのも新鮮でした。
しかし、しんのすけやひまわり、お互いを想う親としての二人は更に魅力的に映ったのではないでしょうか。
名作のパロディシーンも見所!
『クレヨンしんちゃん』の面白さの一つにパロディシーンの多さがあります。
そのパロディは実在の人物もあれば、日本の人気アニメや漫画、それにハリウッド映画まで多岐にわたります。
今回も、全世界で人気を博したハリウッド映画のパロディシーンがあったことにお気づきでしょうか。
何の作品のパロディがあったのかみていきましょう。
インディジョーンズを彷彿とさせるシーン
一つ目の作品は『インディ・ジョーンズ』です。
トレジャーハントのつながりで使われました。
『インディ・ジョーンズ』は、まさしくトレジャーハント系の映画ではトップクラスの人気と知名度です。
具体的にどの部分がパロディだったのでしょうか。
- 副題『失われたひろし』が、『インディ・ジョーンズ』シリーズ第一作目『レイダース/失われたアーク』からきている。
- しんのすけの武器がムチなのは『インディ・ジョーンズ』シリーズの主人公がムチを愛用しているから。
- 「インディ・ジュンコ」の名前。
- トロッコのシーン。
などです。
コアな『インディ・ジョーンズ』ファンの方はもっと思い当たる点があるかもしれません。
そういったパロディシーンを探すことも、本作の楽しみ方の一つです。
マッドマックスのシーンも必見
もう一つパロディシーンに使われたのが『マッドマックス 怒りのデス・ロード』です。
使われているシーンは非常に限られていました。
しかし『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を観た方は、荒野を列車と装甲車が駆け抜けるシーンで気づかれたことでしょう。
もちろん『クレヨンしんちゃん』流のアレンジはありました。
しかし音楽や絵はマッドマックスを彷彿させるのに充分でした。
今回も豪華な特別ゲスト
映画クレヨンしんちゃんでは、ゲスト声優や主題歌に注目が集まります。
本作の、主題歌はあいみょんの『ハルノヒ』。
『クレヨンしんちゃん』の大ファンであるあいみょんが、本作のために書き下ろしたのが『ハルノヒ』です。
歌詞の節々に本作が思い浮かぶフレーズがあり、更に日常生活の素晴らしさも歌われています。
本作を観ていない人でも好きになれる、本作を観た人はもっと好きになれる、そんな歌です。