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元気になれるオススメの作品として紹介されることも多い映画「イエスマン“YES”は人生のパスワード」。
主人公のように何に対してもYESをいいまくるのはさすがに厳しいけれど、ちょっと真似してみようと思った人も多いのではないでしょうか。
完全なるフィクションかと思いきや、イエスマンを体を張って実践したある人物をモデルにした作品です。
そしてこの映画、ただのポジティブ作品とはちょっと違います。
作者が伝えたかった裏の意図と主人公が悟ったYESの真の意味について徹底解説しましたのでご覧下さい。
イエスマンを実体験したモデルとは?
全てのことにYESと答え続けたらどうなるかという試みを実践したとんでもない人が実在しました。
それはイギリスBBCのラジオディレクターだったダニー・ウォレスさん。
彼はこの試みを小説にし、2005年にベストセラーとなりました。その小説が2008年に映画化されたのです。
映画の中で繰り広げられている出来事のほとんどは彼が実際に体験したこと。
女性と出会ったり貴重な体験をしたりと良い出来事もありましたが、やはりそれだけではありませんでした。
ノリで車を買わされたり地球の反対側まで旅行するはめになるなど、結構なお金が出て行ってしまったそうです。
現在ではすべてにYESと答える生活はやめていますが、以前よりもYESという頻度は増えているとのこと。
YESということによって得られた体験は、お金にはかえがたい素晴らしいものだったのでしょう。
NOからの脱却
カールの人生は毎日同じことの繰り返しでした。友人からの誘いも断り、家と職場の往復だけ。
NOと答えるカールには何の信念も考えもありません。ただ面倒くさがりで臆病なだけだったのです。
何にもチャレンジしたくない、ぬるま湯に浸っていたいという思いはカールだけではなく私達の中にも当然あります。
今のままで良いと思っている人は「コンフォートゾーン」に居座っている状態です。
コンフォートゾーンは快適
コンフォートゾーンとは、何の不安もなく居心地の良い環境のこと。慣れ親しんだ日常はまさしくコンフォートゾーンなのです。
頑張らなくても生きていける環境であるがゆえに、このゾーンにいる限り人間は成長できないといわれています。
以前のカールはまさにこのコンフォートゾーンに居座っている状態でした。
そんなある日強制的にコンフォートゾーンから追い出されたカール。その原因はイエスマンになったことでした。
圧倒的な成長
コンフォートゾーンから抜け出すと人間は圧倒的に成長することができます。
そのためには自分が今まで選ばなかった選択肢をチョイスしなければなりません。彼の場合はYESと答え続けることでした。
NOで積み重ねてきた人生をぶち壊す行為は、間違いなくストレスがかかったはずです。
経験したことのない世界に足を踏み出すには勇気が必要。