出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B07CL45Q86/?tag=cinema-notes-22

これまでにもゾンビや未知の真菌による人類の危機描く話は映画化され、それらは単に怖がるだけの娯楽映画にカテゴライズされています。

今回考察する『ディストピア パンドラの少女』も未知の真菌によって人類がゾンビ化するという内容です。

2020年のコロナ禍で世界中が脅威にさらされた状況で観ると、娯楽感は全くなく近未来の地球を予感させてしまいます。

『ディストピア パンドラの少女』(The Girl with All the Gifts)は、2016年にイギリスで公開されたホラー映画である。

監督はコーム・マッカーシー、主演はジェマ・アータートンが務めた。本作はマイク・ケアリーが2014年に上梓した小説『パンドラの少女』を原作としている。

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/ディストピア_パンドラの少女

主人公メラニー役のセニア・ナニュアは500人を超えるオーディションで選ばれ本作での好演で大注目されました。

主演は『007 慰めの報酬』(2008年)のボンドガールに選ばれたジェマ・アータートンが努めています。

また、作品に重厚感を加えているのが様々なエンターテイメント祭で受賞歴のある演技派女優のグレン・クローズです。

原作「すべての贈り物を持つ少女

パンドラの少女 (日本語) ペーパーバック

作者のマイク・ケアリーは ルシファー、ヘルブレザー、X-Menなどの人気アメコミの原作を多く執筆しているイギリス人作家です。

原作は2014年に出版されたベストセラー小説「すべての贈り物を持つ少女」で、マイク・ケアリーは本作で脚本も担当しています。

この「すべての贈り物を持つ少女」は、英国の文学界で栄誉ある賞のSF部門、ホラー部門にノミネートされています。

メラニーが握る人類の未来

「ディストピア」とは?

The Girl with all the Gifts理想郷という意味のあるユートピアに対する反対の意味を持っているのが「ディストピア」です。

世の中が政治的・社会的において多くの問題を抱えている状態の“暗黒郷”の世界のことを言います。

ところがユートピアもディストピアもSFなどで描かれる空想の世界で、楽観的か悲観的かの違いだけで統制や管理された社会を意味します。

この映画の舞台は未知の真菌に支配されたイギリスが当局の監視下に置かれ、真菌の感染によってゾンビ化した人類が存在するディストピアです。

メラニーは「パンドラ」だった

The Girl with all the Giftsパンドラとはギリシャ神話の話しで、“贈り物をもたらす女”の意味です。贈り物とは人類を苦しめる様々な試練の要因の事です。

そのパンドラが好奇心でそれらの苦難を世界に広めてしまったのと同様に、メラニーもまた病原菌の種を持った植物に火を放ったのです。

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