もしもラリー・デリーが二枚目キャラだったら、面白さは半減していたことでしょう。
バツイチで失業中、息子からも見下されているというだめっぷりです。
しかし何があっても前向きなポジティブさが魅力的で、思いやり溢れる彼は観ているものが応援したくなる主人公に仕上がっています。
息子の為に必死に頑張る姿が微笑ましくもあり、名優ベン・スティラーの見事なはまり役になりました。
博物館の精巧さ
映画の大きな魅力のひとつは精巧に再現された博物館の映像です。
展示品ひとつひとつが見事に再現されており、博物館がまるで遊園地のように楽しさ溢れる場所として描かれています。
歴史の登場人物に親近感がわき、どんなことをした人なのか興味をそそられます。
忠実に再現されているからこそ、博物館の魅力が伝わってくるのです。
原作は絵本「夜の博物館」
ファミリー映画として一押しの「ナイト ミュージアム」には、元となる絵本があることをご存知でしょうか。
ミラン・トレンク著の「The Night at the Museum(夜の博物館)」です。
展示物が動き出したら……という空想を大きく刺激してくれる絵本で大人になっても楽しめます。
豪華出演陣も魅力的
「ナイト ミュージアム」の更なる魅力は、豪華なキャストが揃っていることです。
豪華なキャストに注目
主人公演じるベン・スティラー、カウボーイ役のオーウェン・ウィルソン、アクメンラー役のラミ・マレックなど豪華すぎる役者が揃っています。
名優ロビン・ウィリアムズは「ナイト ミュージアム」3作目のエジプト王の秘密が遺作となりました。
カメオ出演を見逃さないで
本作には、職業斡旋所のデビーという登場人物がいます。
お気づきでしょうか?
彼女は女優でベン・スティラーの実の母親でもあるアン・メイラです。
彼女は本作出演後、プレーンズ2のウィニーの声を担当しています。
博物館にも影響を与えた傑作映画
映画「ナイト ミュージアム」は、世界中の博物館に影響を与えています。
夜に館内を解放し、ナイトツアーをおこなう博物館が次々に登場し観客を楽しませているのです。
またこの映画の魅力のひとつに主人公ラリーの温かい人柄も数えられます。彼のような人がいたら愛さずにはいられません。