いわゆる多頭飼いの状態なのですが、多頭飼いでの下記の問題点なども1作目から続いてかなりリアルに描かれていました。
- 先住犬がやきもちをやく
- 先住犬のストレスになる
デュークが来たばかりのマックスそのものです。
そして多頭飼いでのメリットは下記のようになっています。
- 先住犬が後輩犬の面倒を見る
- 良き相棒になる
- 仲間が出来ることで犬としての自覚が生まれる
マックスとデュークの関係性は実にうまく描かれています。
更に、動物側の視点で観ることが出来るので彼らの行動や考え方にとても魅力を感じるのではないでしょうか。
コミカルな中にみる感動
『ペット2』ではマックスの話、ギジェットの話、スノーボールの話が同時に描かれています。
いわば3匹の成長ストーリーです。
大切なものを守るとはどういうことなのか
3つの話に共通しているものは大切なものを守るということです。
それぞれ苦労をしながら大切なものを守ることが出来ました。
彼らは皆必死に考え、仲間たちの助けを借りており、最後は自分の勇気を振り絞って行動しました。
コミカルに味付けされていましたが、彼らは守るべきものをしっかりと守り抜いたのです。
変わるという成長
3つのストーリーの中で、大切なものを守るために彼らは自分を変えました。
これまでの自分では、守れないと気が付いたのです。
自分自身を変えるのはとても難しいことですが、変わるということで大きな成長を遂げています。
ギジェットが猫に変わってしまうのは、かなり意表をついた成長ですが、種族をも超える彼女の強さに脱帽です。
動物への愛情を再確認出来る
本作は飼い主との絆がペットの視点で描かれています。
ペット達の愛情を感じる作品ですが、反面では動物への虐待も風刺されているのです。
サーカス団で厳しい調教をされるフーは、動物への調教を考えさせられる部分です。
人間を喜ばせるために、厳しい調教を受けるフーの姿は人間のエゴを考えさせられます。
ペットとして幸せを手にしたフーを観て「良かった」と思える心を大切にしたいものです。
隠れた愉快なトリビア
劇中に隠されたいくつかのトリビアを紹介します。
マックスの声が別人
1作目『ペット』でマックスを演じたルイス・C・Kは、ちょっとしたトラブルを引き起こしました。
その為『ペット2』でマックスの声を演じたのは、パットン・オズワルトです。
吹替なしでご覧になった人は違いに気が付いていたかもしれません。
日本語版はバナナマンの設楽統が継続して声を担当しています。
ハリソン・フォードがアニメ初挑戦
初登場のルースターは日本語版で内藤剛志がクールな声を演じていました。
元の声はハリウッドスターであるハリソン・フォードが担当しています。