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魔法と冒険と愛が描かれた壮大なファンタジー作品「アラジン」。
実写版では、人気ハリウッド俳優のウィル・スミスが全身まっ青の魔人・ジーニーを演じたことでも大きな話題となりました。
実際に鑑賞してみると、華々しい映像やミュージカルだけでなく現代社会に置き換えたストーリーに魅せられた人も多かったはず。
今回はアニメ版との違いだけでなく、制作秘話やトリビアを中心に実写版「アラジン」を解説していきたいと思います。
驚きの展開!実写版のアラジンで描かれた意外な結末
ジャスミンが国王に、女性の社会進出を後押し
実写版を観て驚いたのは「ジャスミンが女性として初めての国王となった」ことではないでしょうか。
近年のディズニー作品では女性の活躍が目覚ましく、プリンセス像にも変化が見られています。
例えば強くたくましいアナと個性に悩むエルサ姉妹の家族愛を描いた「アナと雪の女王」。
プリンセスたちが着飾ることをやめた「シュガーラッシュ・オンライン」。
パンツスタイルになり1人で見知らぬ世界へ飛び出た「トイストーリー4」のボー・ピープなどもそうですね。
これまでのプリンセス像を壊して、新たなステージに登る女性を描くことが増えました。
アニメでもジャスミンは自我が強く、行動的な女性でした。
実写版では、そこからさらに自立した女性を描いたことで女性が社会に進出していく現代に、より一層希望を与える内容になったのです。
ジーニーにもラブロマンスが起こる
もう1つ驚いたことがありましたね。それは、「ジーニーにも恋愛が起こり、人生の伴侶ができた」こと。
そのお相手は、ジャスミンの付き人であるダリアでした。
何気なく始まった船のオープニングシーン。
このオープニングがラストに繋がっていくとは、見始めた時点ではまだ誰も想像していなかったことでしょう。
あのハリウッド俳優が熱望!? 役との共通点も
ジーニー役としてハリウッドのスーパースターであるウィル・スミスに出演交渉中だということはSNSでも話題になっていました。
当初ウィルはあまり乗り気ではなかったようです。
しかし、魔法のランプに閉じ込められていたジーニーにシンパシーを感じたというウィル。
自身も「ウィル・スミス」というスターの枠に閉じ込められていたのです。
その悩みから解放された状態で最初に演じられたのが「ジーニー」でした。
続編の話題も上がっている今、次もこの役を熱望してくれるに違いないでしょう。
豪華なセットに新人キャストの起用。撮影時の制作秘話とは
撮影現場はほぼセット! 砂漠は中東で撮影
「アラジン」は架空の国であるアグラバーが舞台となっており、ほとんどの建物がセットで表現されています。
砂漠のロケは中東で行いましたが、街や宮殿などは全て作り物!