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【レオン】マチルダとレオンはなぜ心を通わすことができたか徹底解説!引き裂かれた体と心が呼んだ結末のその先は

出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B00GDEZLQA/?tag=cinema-notes-22

暴力的な描写とその中にある小さな愛情のコントラストが美しく、それゆえ儚い作品「レオン」。

「ドブ川に咲いた花」という言葉がこれほど似合う映画も珍しいです。

本作は多くの人の転機となった作品であり、また同時に多くの視聴者に影響を与えた作品でもあります。

「レオン」の魅力を掘り下げて解説してみましょう。

作品評価

 

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「レオン」はプロ・アマ問わずレビューや批評を見ても批判的意見を探すのが難しいほどに高評価を得る作品です。

しかし、驚くことに製作・公開前にはそれほど期待されていませんでした。

公開後の評価

本作の日本公開時のキャッチコピーは「凶暴な純愛」

一部でカルト的な人気を誇っていたリュックベッソン監督のハリウッドデビュー作品です。

配給元であったコロンビアは当初、監督やキャストの知名度からそれほど興行成績を期待していなかったようです。

しかし、蓋をあけてみれば約50億円のスマッシュヒットを記録。

日本での評価も非常に高い作品で、第19回日本アカデミー賞の外国映画部門では「ショーシャンクの空に」「フォレスト・ガンプ 一期一会」といった歴史的な映画と肩を並べ選出されています。

人物

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「レオン」の魅力といえばやはり「この人意外考えられない」というキャスティング

本作は物語のスケールがそれほど大きくなく、語られるべき登場人物も多くないことが特徴。

ともすれば評価を落とすことになりがちなこの点を逆手にとり、一点突破型のキャスティングで構成、一人一人のパーソナリティを深く掘り下げる手法をとったことも高評価の要因でしょう。

ここでは監督と3人の俳優がどのような人物だったのかを見てみましょう。

リュック・ベッソン

「グラン・ブルー」「ニキータ」などの作品で当時からカルト的な人気を誇っていた人です。

一言で表わせば「フランス映画の革命児」であり「気まぐれな天才」といったところでしょうか。

4回の結婚を経験していること、引退を公言しながら突然撤回したこと、ハードボイルドなアクションから「フィフスエレメント」のようなSFまで作品の幅が広いことがその理由です。

フランス映画らしい「重厚な繊細さ」、ハリウッド映画らしい「華やかなわかりやすさ」をルーツに持っていますが、それに加えて彼独自の「狂気」と「B級映画を感じさせる(よい意味での)陳腐さ、滑稽さ」を作品ごとに出し引きしている印象です。

特に「ニキータ」と「レオン」には、主人公が暗殺者であることや悲劇的で刹那的なストーリーテリングなど類似点が多く、監督自身も「ニキータ」は「レオン」のプロトタイプであると答えています。

ジャン・レノ

「最後の戦い」「サブウェイ」「グランブルー」「ニキータ」など、「レオン」以前(以後も)からリュック・ベッソン監督とタッグを組み、最も彼の作品と関わりの深い俳優です。

彼の魅力は「こわカワイイ」ところ

強面でダンディズムを感じさせる風貌ながらどこか間の抜けたコミカルな雰囲気を併せ持ち、レオンの「無機質ながら無垢」というパーソナリティとよくマッチしています。

バイオレンスな役柄が多い一方でコミカルな役柄を好むことも特徴で、日本でもドラえもん(!?)や紅の豚のポルコ(吹き替え版)を演じています。

こうしたギャップと多彩な役柄をこなす演技力が彼の魅力です。

ナタリー・ポートマン

人間離れした透明な存在感を持ち、登場シーンからまるで空気がそこだけ違うように感じさせる彼女。