作中ではT-800自らの口で語っており、その証拠として監督ティム・ミラーもプログラムを自分で変えた、と証言していました。

それは『ターミネーター:ニューフェイト』の製作インタビュー映像で語られています。

やはり人間の感情や価値観を理解したT-800が、人類を守るためにプログラムを改造したのです。

サラ・コナーのマシーンへの怒り

メールの発信元を探り当てT-800(カール)を玄関先で見かけたサラは、いきなり攻撃を開始しました。

その後もサラの怒りは収まることなく、常に警戒している様子です。その怒りの背景には愛する人を奪われた憎しみがあります。

映画冒頭では息子が殺された

​ニック・スタール (ターミネーター3) 直筆サイン入り写真

ターミネーターという作品において、サラ・コナーはのちの抵抗軍リーダーのジョン・コナーを生む母親として描かれています。

このジョンが死んでしまうと人類に未来はありません。そのために、サラは自分自身あるいはジョンを守ってきました。

しかし、映画冒頭でT-800にジョンは殺されてしまいます。

一生をかけて守ってきたジョンを殺されたサラは、マシーンに対する憎しみを抱いているのです。

ジョンの父親カイル・リースも殺される

​Terminator 1 - Deluxe 12 Inch Figure Sergeant Tech-Com DX 38416 Kyle Reese

T1で登場する、未来から送られた兵士であるカイル・リースは、サラを守ることがミッション。

そのカイルがサラと愛し合い、ジョンが生まれるのです。しかし、その前にサラをかばってT-800にカイルは殺されました。

つまりサラから見れば、T1で愛する人を、ニューフェイトで愛する息子を殺されたのです。

その状況でマシーンに対して恨みを抱かないわけがありません。だからこそ、カールを見かけた瞬間に怒りをあらわにするのです。

マシーンがどんなに味方をしても、サラは信用していない

​◆直筆サイン ◆ターミネーター:ニューフェイト ◆TERMINATOR: DARK FATE (2019) ◆リンダ ハミルトン as サラ コナー ◆Linda Hamilton as Sarah Connor

T1などでは違いますが、基本的にアーノルド・シュワルツェネッガーが演じているT-800は人間の味方です。

ニューフェイトをT2の正当な後継だと考えても、T2でT-800はサラやジョンを守り通します。

T2のラストではサラとT-800が握手を交わすシーンがありましたが、そのシーンの映し方はこのようなものでした。

(このシーンではT-800の顔半分は皮膚が破れ、中の金属部が見えています)

  • ジョンとT-800が映るときは、人間の顔部分のT-800とジョン
  • サラとT-800が映るときは、金属部分のT-800とサラ

この演出方法からも、どれだけ自分の味方であってもサラのマシーンへの不信感は変わらないということです。

ニューフェイトでもT-800を本気で信じるというよりは、どちらかというと「利用する」というニュアンスが強く映ります。

愛する人を奪われたサラは、やはりマシーンそのものが嫌いなのです。

まだまだ新三部作の第一弾

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先述したように、ジェームズ・キャメロン曰く本作は新三部作の第一弾でしかありません。

REV-9は倒しましたが、これから先何度もREV-9に変わるマシーンは現れるだろうし、リージョンとの戦いも続きます。

ターミネーターの顔であるアーノルド・シュワルツェネッガーは、続編についてあまり積極的ではないようです。

しかし、周りがそうはさせないでしょうし、アーノルド・シュワルツェネッガー自身そう感じています。

さらに製作側では、今後のシリーズで人間とAIの関係を掘り下げる内容が構想として出来上がっているそうです。

その中で、ダニーやサラの戦いAIと人間の感情が詳しく表現されていくはずです。