ローズをホテルに誘い込んだダニーは脳内の箱を開き、亡霊を解放して彼女の生気を吸い取らせます。
わざわざホテルに誘い込んだ理由とは何だったのでしょうか。
亡霊が封印されている箱
亡霊が封印されている箱を開けてローズを倒すには、彼女ホテルに誘い込むしかなかったようです。
もしローズも亡霊だったら、彼女をダンの脳内に誘い込んで箱に封印できたかもしれません。
しかしローズは一応人間なので、亡霊と人間が交われる場所であるホテルに来てもらわなければならなかったのだと思われます。
あのホテルでしか人間と亡霊は戦えないのではないでしょうか。
トラウマの克服
ホテルといえば父ジャックとの思い出の場所です。
この場所で亡霊に取りつかれたジャックと同じ道には進みたくないと、ずっとダンは避けてきました。
しかし今のダンは父とは違う自分を見つけた自信があったのではないでしょうか。
そしてずっと自分を縛り付けてきたこの因縁の地に戻り、トラウマを克服すること。
それがローズとの対決の勝因になると確信していたのかもしれません。
最大限の能力
自分の特殊な能力さえなければ、40年前の事件も起こらなかったかもしれない。ダンはそんなトラウマを抱えて生きてきたのです。
強敵であるローズを倒すにはシャイニングを最大限に発揮させるしかありません。
本来のシャイニングは今、トラウマによって抑制されている状態です。
そしてそのトラウマは、ホテルに足を踏み入れることで克服できます。
つまりトラウマを克服することと、ローズを倒すことはイコールだったのです。
燃え落ちたホテル
ローズを倒したダンは燃え落ちるホテルとともに命果てます。火による結末を描いた理由とは何だったのでしょうか。
父ジャックとの対比
前作ではジャックが凍死して幕が下りました。
それに対して今回はダンが焼け死ぬという構成ですから、2人が真逆の存在であることを示したかったのだと思われます。
そしてホテルが燃えてなくなることで、これからは誰もホテルの呪いにかからずに済むのです。
もう二度とシャイニングを持つ人間が争わないことを願ったシーンだったのではないでしょうか。
魂の解放
ダンはホテルに囚われていたと言っても過言ではないでしょう。その姿は箱に封印された亡霊と何も変わらないように見えます。
ダンを封印していたホテルを焼き払うことで、彼が自由な存在になれることを示唆しているようです。
トゥルー・ノットの目的
ローズが倒れ、トゥルー・ノットとの決着がつきました。
それにしてもダン達と同じように超能力を持ちながら、その力を悪用した彼らのそもそもの目的とは何だったのでしょうか。
死への恐怖
トゥルー・ノットはシャイニングを持つ子供から生気を吸い取って生きながらえていました。