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デッドプールは2016年に公開された映画で、アメリカのスーパーヒーロー・コメディ「X-MEN」シリーズの第8作目です。
1991年から様々な媒体で活躍していたデッドプール。
しかし口数が多く無責任なキャラクター。
どうしても物語の一部でギャグのような展開を繰り広げては去っていくという「コーヒーブレイク」のような登場が多く、なかなか主役を演じることはありませんでした。
しかし2016年に満を持して「初の単独主演映画」になって日の目を見ることとなりました。
デッドプール本人にとっては8作目にして念願の(?)初主演。
これが大成功を果たし、デッドプールが大人気となり様々な媒体で取り上げられるようになりました。
デッドプールは何故大ウケしたのでしょうか。ここで考察してみたいと思います。
デッドプールとはどんなヒーロー?
赤い全身スーツが特徴的なヒーロー、デッドプール。彼は無責任で口数の多いという、ヒーローとしては異色の存在として人気を博しています。
本記事ではそんな異色の存在であるデッドプールが、なぜ人気者になったのかを徹底的に探っていきます。
マーベルコミックでトップを争う人気ヒーロー
デッドプールはマーベルコミックの「X-MEN」シリーズに登場するヒーローで、その中でも非常に人気が高いキャラクターです。
報酬次第でどんな依頼も受ける傭兵なので、悪人だけを倒す真っ当なヒーローとは一味違う存在です。
デッドプールのヒーローらしからぬ性格
デッドプールは「スーパーヒーロー」と呼ぶことを躊躇うほど濃いキャラクターです。
そのらしからぬ性格を挙げてみました。
おしゃべりで口数が多い
ヒーローと言えば寡黙でクールというイメージが強いですが、デッドプールはとってもお茶目でおしゃべりで無責任な性格です。
自分の境遇をユーモアたっぷりに皮肉ったり、おしゃべりをやめなかったりという面が見られ、一昔前のヒーローとはちょっと違ったイメージがあります。
言動がハチャメチャ
こういった行動をとることがキャラ崩壊につながらないのも特徴的です。
末期ガンを患っていたりというようなバックグラウンドが丁寧に描かれている為でしょうか。
パロディやメタネタなども躊躇なく取り入れられていますが、そういう部分も「デッドプールらしいな」と納得してしまいがちです。
この視聴者に話しかけてくるスタイルは、映画内だけではなく公式Twitterでも見ることができます。
特にTwitterはデッドプール自身がツイートをしていて、どのツイートもデッドプールの自意識過剰さが溢れ出ています。
デッドプールのヒーローとは思えない意外な一面
デッドプールは映画のヒーローにはありがちな設定ではなく、「え?それでヒーローなの?」という一面があります。
また映画の主人公とは思えない設定も。そんな部分を記します。
第四の壁の認識
デッドプールが認識しているもので特徴的なものの一つに、「映画館の客席とスクリーンにある壁」があります。
これを舞台用語で「第四の壁」といいます。
物理的には存在しないものですが、これをあると認識することで「観客に見られていることを意識する」という映画では珍しい反応を見られることができます。
「観客に話しかけてくる」というのもその認識があってこそのもので、主人公に親近感を覚えやすくなっています。
実はハローキティが大好き
毒舌で無責任、掴みどころのないキャラクターであるデッドプール。そんな彼にもかわいらしい一面があります。