それは「ハローキティ」が大好きだということ。
映画のオープニングの場面をよく見ると、車の中にキティちゃんのリップクリームがあるのです。
映画をご覧になって気付かれた方もいらっしゃるかもしれませんね。
デッドプールのツイッターアカウントが唯一フォローしているのがハローキティの公式アカウントですので、余程好きなのが分かります。
上の画像はデッドプールとハローキティがコラボしたiPhoneのカバーケースです。こんな商品まで出ているのは驚きですね。
デッドプールはなぜ人気がある?
デッドプールは良い言動ばかりをするわけではありません。
それぞれの信念の下に時には悪に見える行動をとることもずるい行動をとることもあります。
それは今までのヒーローの言動とはかなりかけ離れたもので「アンチヒーロー」と呼ばれています。
しかし、デッドプールは「異色のアンチヒーロー」として非常に人気が高いです。
その証拠にデッドプールの映画は大好評で全世界の興行収入は約760億円にも上っています。
また、フィギュアや財布、Tシャツや汁椀・茶碗セットなどグッズにまでデットプールは浸透しています。
因みに上の画像がデッドプールの汁椀・茶碗セットです。可愛いですね。
これ程までにデッドプールの人気が高いのは何故なのかを紐解いていきたいと思います。
そもそもアンチヒーローってどういうキャラ?
そもそもアンチヒーローとは、ヒーローの典型から逸脱した主役を指す言葉です。
つまり、アンチヒーローは人格的に優れていない部分があり、社会的な善悪に拠るのではなく個人的な善悪を元に行動するヒーローともいえます。
ただその分人間臭さがあり親近感が沸く場面が多いです。
「ヒーロー気取り」という皮肉がありますが、その言葉とは対極にあるようなキャラクターです。
普通のヒーローが末期がんになった時の言動
普通のヒーローが末期がんになってしまったら、「ガンになっても最後まで君を守るよ」などと言葉をかけ、危機一髪の場面で恋人を守った直後にガンが悪化し亡くなる。
そして恋人はそのヒーローの最期の姿を心に刻みながら生きて行く。
こんな展開になるのがベタベタですが一番納得する「無難な」ヒーローでしょうか。
デッドプールが末期がんになった時の言動と考察
それに対して映画でのデッドプールは、末期ガンの治療を最優先し、恋人のヴァネッサを守るどころか姿を消してしまいます。
この行動はヒーローとしては失格かも知れませんが、自分の身に置き換えてみるとどうでしょう。
自分の死が刻々と近づいており、恋人のそばに居れるのもあと僅か。怖い。どうにか治らないだろうか。治療方法を探してみよう。
そう思うのは人間としてごく自然なことのように思います。
このように「人間としてごく自然なことが言動に出る」場面がありそこに共感することで、今までのヒーローでは感じにくかった親近感を覚えます。